■人と合体!? 恐ろしい姿をしたガンダム
「異形」というワードから、『機動武闘伝Gガンダム』に登場した「デビルガンダム」を真っ先に思い浮かべた人も多いのではないだろうか。
このデビルガンダムにはパイロットは不要で、何と人間を生体コアとしている。キョウジ・カッシュや、レイン・ミカムラらがデビルガンダムに取り込まれる場面があり、いわば人間と合体して生まれたガンダムなのだ。
デビルガンダムの頭部はなぜか胸のあたりにあり、猫背のようにも見える。そしてカニのハサミのような巨大なクローを持ち、節足動物に似た複数の足を持つフォルムは、とてもガンダムのメカとは思えない。
さらに、この機体には「自己再生」「自己増殖」「自己進化」といった能力を持つ「DG(デビルガンダム)細胞」が付与されており、それによって進化を遂げると見た目も変化していった。
進化の過程で「ガンダムヘッド」と呼ばれる不気味な機動兵器を生み出したり、腰のあたりが巨大なガンダムの顔になったり、脚部が無数の触手になったりと、どんどん不気味さを増していく。
最終的に、デビルガンダムはコロニーまで取り込んで巨大化し、触手で地球を食らいはじめるという恐ろしい状態に……。ここまでくると、もはやメカと呼んでいいのか心配になるほどだ。
今回は、何かと合体し、衝撃の変貌を遂げた「異形のモビルスーツ」を紹介した。どの機体も正統派のガンダム機体と比べると明らかに変わり種ばかりだが、個性が尖りすぎたあまり、逆に気になってしまう人もいるのかもしれない……。