『キングダム』清野菜名に『シティーハンター』森田望智も… 人気女優たちが実写化作品で見せた「鬼気迫るアクション」のド迫力の画像
©原泰久/集英社 ©2023映画「キングダム」製作委員会

 実写化作品で気になるポイントといえば、原作である漫画をどれだけの完成度で再現しているかだ。特にアクションシーンがある作品の実写化では、俳優たちの演技に注目してしまう。

 またこうした作品では、可憐な女優が普段の姿からは想像もつかないアクションをこなす場面も少なくない。そこで今回は、実写化作品で鬼気迫るアクションを見せた女優たちを振り返っていこう。

■舞うような動きが印象的!『キングダム』清野菜名

 原泰久さんの歴史漫画を原作とする実写映画『キングダム』シリーズは、海外でも注目を集める人気作。2024年には最新作『キングダム 大将軍の帰還』が大ヒットを記録した。この作品で人気キャラクター・羌瘣を演じているのが、抜群の運動神経を誇る清野菜名さんである。

 原作でも、独特の動きから繰り出される剣術で数多くの強敵を倒してきた羌瘣。彼女は第2作である『キングダム2 遥かなる大地へ』から映画版に登場した。作中では信と戦場で出会い、それ以来ともに戦う仲間となる。

 羌瘣の特徴は驚異的なスピードであり、「トーン タンタン」というリズムから始まる特殊な呼吸法によって「巫舞(みぶ)」を使って戦う。

 壮大なスケールでアクションシーンを描く作品ということで、清野さんは撮影前にも撮影中にも過酷なトレーニングを積んでいたと、アクション監督の下野勇二さんが明かしている。『キングダム2 遥かなる大地へ』での「巫舞」シーンで、清野さんは、素早い身のこなしと剣術で敵を次々と倒す圧巻のアクションを披露。このシーンはスタントダブルの坂口茉琴さんとともに、二人三脚で時間をかけて作り上げていったものだといい、映画『キングダム』の公式Xでは、清野さんが「巫舞」を作り上げるまでの動画もアップされている。

『キングダム 運命の炎』でも、戦場で多くの兵士を倒しながら疾走する姿や、終盤では吉川晃司さん演じる龐煖に奇襲をかける姿など、清野さんのアクションは印象的だった。緩急のあるアクションとトレーニングを積んで磨きをかけた殺陣からは、清野さんの本作にかける想いが伝わってくるようだ。

■鬼気迫る表情に釘付け!『シティーハンター』森田望智

 1980年代の名作漫画『シティーハンター』は、2024年にNetflixで実写化され、令和時代に楽しめる作品としてリブートされている。本作では、主人公の冴羽獠役を鈴木亮平さんが、ヒロインの槇村香役を森田望智さんが演じている。森田さんは、山田孝之さん主演で大ヒットしたNetflixの『全裸監督』で、大ブレイクを果たした女優でもある。

 彼女が演じる香は、獠の相棒でツッコミ役も務めるメインヒロイン。実写映画版ではアクションシーンもあり、特に終盤で遼と香が複数の敵と銃撃戦を繰り広げるシーンは圧巻だ。

 香は兄の死の真相を知るために、新宿の裏社会に首を突っ込み、獠と敵のアジトに乗り込む。そこで敵に囲まれてしまうのだが、獠は銃撃戦の中で驚異的な戦闘能力を見せる。香も獠をサポートし、彼の相棒としての役割をしっかりと果たす。

 銃弾が飛び交う中で鬼気迫る表情を見せながらも、相棒として獠と息の合った動きを見せるようになっていく香。森田さんは、経験を経て次第にたくましくなっていく香の成長の過程も繊細に表現しており、その演技力には驚かされてしまう。

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