■謎のビーム格闘兵器「ビームラリアット」
『機動戦士ガンダムAGE』に登場した「ガンダムAGE-1 タイタス」の武装も奇抜なものがそろっている。格闘戦に特化したタイタスは、射撃武器をいっさい持たないという潔さが印象的な機体だった。
そのかわりに内蔵されたビームフィールド発生装置を武装として活用することが可能。「ビームショルダータックル」「ビームニーキック」といった、機体に内蔵したビーム兵器と連動したパワフルな近接攻撃を駆使して戦っていた。
そのなかでも、とくに奇抜だったのが腕部に備えた「ビームラリアット」だ。これは腕部にリング状のビームを発生させ、プロレス技のラリアットを繰り出す武装。もはや「技」といったほうが適切かもしれない。
なぜこのような武器をAGEシステムが導き出したのか、誰もが疑問に感じたことだろう。
■戦艦並みに巨大な実体剣「150ガーベラ・ストレート」
刀剣のような武装は『ガンダム』シリーズの定番ではあるが、そのなかでも一際目をひいたのが『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズに登場した「150ガーベラ・ストレート」だろう。
「ガーベラ・ストレート」は、ガンダムアストレイ レッドフレームの主武装で、日本刀がモチーフになっている。だが、「150ガーベラ・ストレート」のほうは、全長150メートルもある超巨大な実体剣なのである。
戦艦にも匹敵する特大サイズの刀なので、通常のMSに使いこなせるはずもなかったが、レッドフレームを強化改修したことで使用できるように。ちなみに「150ガーベラ・ストレート」は、ただ巨大なだけでなく切れ味も抜群で、戦艦を真っ二つに切り裂いたほどだ。
『ガンダム』シリーズに登場した強力な武装の数々は、多くの視聴者を魅了したことだろう。しかし、何年経っても頭から離れないのは、実は奇抜な武装のほうなのかもしれない。