■設定では「気が合う」と語っている伊黒と不死川

『鬼滅の刃』公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』(集英社)では、柱同士がお互いをどう思っているかなども描かれているため、今後もこういったアニオリ展開に期待が高まる。そこで今回は「柱稽古編」でぜひ見てみたい柱同士の交流場面を紹介したい。

 先ほどアニオリ展開を紹介した伊黒は、柱のメンバーの中では不死川ともっとも仲がいいようで、互いの印象を「気が合う」と語っている。

 2人は21歳で同い年(水柱の冨岡義勇も同い年)。原作に描かれている以外でも、今回のアニメ第一話のように同じ任務につくことが多かったのかもしれない。公式で仲の良さが明言されている2人がプライベートでどんな会話をするのか、原作にはないセリフがアニメで登場することもありそうだ。

 そして、気になるのは貴重な女子コンビである蟲柱の胡蝶しのぶと恋柱の甘露寺蜜璃。『鬼滅の刃』アニメのCパートのお楽しみとなっている「大正コソコソ噂話」の第一話ではしのぶが取り上げられ、柱合会議で自分の失言の恥ずかしさのあまり赤面していた甘露寺に対して、ハンカチを渡す胡蝶の優しさが紹介されていた。

 公式ファンブックでは、甘露寺の「一緒にもっと遊びたいけど時間がないの」というセリフが書かれているが、しのぶは蜜璃にハイカラな料理のレシピを教えてもらっていることが明かされている。せっかくならアニメ本編でそのシーンも見てみたい。好みなどもかなり違っていそうな2人なので、普段どんな会話をしているのかも全く想像できないのが、逆にアニオリ展開への期待を強めている。

 ちなみに、炭治郎によると「柱稽古編では毎回、柱それぞれの大正コソコソ噂話を紹介していきたいと思います」とのことなので、第二話以降も柱のメンバーにフォーカスした貴重な新規セリフとシーンのおまけが楽しめそうだ。

■伊黒と不死川から嫌われる冨岡

 5月19日に放送された「柱稽古編」第二話のタイトルは「水柱・冨岡義勇の痛み」。柱である冨岡がメインとなるエピソードだ。

 ちなみに冨岡は、ファンブックによると伊黒と不死川から嫌われているようで、それぞれから「拙者不幸でござるみたいな顔しててムカつく」「自分はあなたたちとは違いますみたいな感じが鼻につく」と評価されている。柱稽古編以降の展開を考えると、できればどこかのシーンでそのイメージが覆るような展開が描かれるといいのだが……。

 このほかにも、柱のみんなから印象がいいとされていて、アニメ第一話でもかなりの存在感を誇っていた岩柱の悲鳴嶼行冥の他の柱との交流の様子や、甘露寺の恋の行方につながるフラグ場面があるのかも気になるところ。

 すでに原作の『鬼滅の刃』を読了しているファンにとっても、アニメは見逃せない展開が続きそうだ。

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