■『ONE PIECE』アルビダ
最後は尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』に登場する女海賊のアルビダだ。「いつ出たキャラだっけ?」と首をかしげてしまう人も多いかもしれない。しかし登場はなんと驚きの第2話である……。
見た目はかなりゴツくて重厚感があり、金棒を振り回すほどの剛腕で、美人という言葉とはかけ離れた存在でもある。しかもルフィと対決したときには、あっさりと「ゴムゴムの銃」でやられてしまっていた。
そのため、もう二度と登場しないような雑魚キャラか……そう思っていたが、ルフィたちがローグタウンを訪れた際に再登場を果たす。その時にはまるで別人のような美女に変わっていて、誰もがその美しさを認めていたから驚きだ。
アルビダはルフィに殴られたのを根に持って……というか、敗北をきっかけにルフィに惚れてしまい、彼を自分のものにしようとしていた。
様変わりしてしまったアルビダに何があったのかというと、悪魔の実の「スベスベの実」を食べたのが原因のようだ。しかし、「スベスベの実」は体中の摩擦を無くしてしまう能力なので、それが痩せることに繋がっているのかは疑問である。
しかも、どう見ても元の姿からは痩せてもあれほどの美人にはならないとも思えた。そこから考えても「スベスベの実」には、能力者を美人に変えてしまう効果もあるのかもしれない。そうだとすれば、アルビダからすると良いことづくしではないだろうか……。
女性キャラの劇的な体型変化は、ギャップが激しいものが多くかなり衝撃的である。そこにはいろんな過程や事情があるから面白い。王道の女性キャラばかりではつまらないので、これからもいろんなキャラに登場してほしいと思う。