■初登場時とのギャップに驚き!河了貂

『キングダム』の女性キャラで羌瘣と同じように人気があるのが河了貂だ。着ぐるみのようなものを身にまとって初登場した時にはかなり驚かされた。しかも戦力になるのかも分からず、それほど期待もされなかったので、「すぐにいなくなるキャラ?」と思ったものだ。

 そんな河了貂だが、信と行動をともにすることで変化が……。軍師になるために勉強し、成長したことで顔つきや体型も女性らしくなっていったのだ。

 これまで男と勘違いしていた信の前に久しぶりに現れたときには、信も何かおかしいと感じていた。そこで河了貂も若干照れつつ、「実はオレ女の子 ってことで改めて宜しく」と凛々しく話す。

 河了貂の変化には飛信隊だけではなく、読者も驚かされたはずだ。なにせ、もともとはただのマスコットキャラ枠にしか見えなかったから……。

 そんな彼女は凱孟の捕虜になったとき、信への素直な気持ちを口にしている。凱孟の「貴様の“欲望”はどこにある」という質問に対して、「信の夢がかなってほしいと願ってる」「それと… オレもあいつと一緒に幸せになりたい」と正直に答えていた。

 これまでのおちゃらけた河了貂から一転して、ひとりの女性としての一面を見ることができたので、信や羌瘣とのこれからの関係も楽しみである。

 

 戦場で活躍する女性キャラというと、楊端和や禍燐のような男勝りなキャラを想像してしまう。しかし『キングダム』にはそんなキャラばかりではなく、恋する乙女キャラもいるので、そのギャップに思わずときめいてしまうかもしれない。

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