■序盤から使えて終盤も超強力「ストレイキャット」のネコキック
続いては、使用難易度がだいぶ低いものの非常に使いやすく強力な、「ストレイキャット」のあばれるスキル「ネコキック」だ。
効果は単純明快。通常攻撃である「たたかう」を4倍にしたダメージを放つスキルである。単純にダメージ4倍物理攻撃スキルは、ゲーム全体のスキルの中でも高威力。実は序盤から破格の性能である。
崩壊後には、ガウが唯一装備できる「さごじょうのやり」が手に入る。そして「げんじのこて」「かいでんのあかし」を装備することで「二刀流」による「みだれうち」までが可能となり、このスキルはまさに最強となる。さらに、この「あばれる」の真価は、ものまねしゴゴに使わせると、さらに発揮される。ゴゴは短剣や杖が装備可能なので、強力な武器によるダメージ分が上乗せされるのだ。
このストレイキャットの強力さに序盤から気付くことで、ガウ使用のハードルが大幅に下がるであろう。
■全ての敵を味方にする「ロフレシュメドウ」のゆうわく
「ロフレシュメドウ」のあばれるスキルは「ゆうわく」だ。これは一言で表すと、殴っても解除されない混乱である。そして、この誘惑に対しての耐性を持つモンスターはおらず、つまりボスを含めたほぼ全てのモンスターに効いてしまうのだ。
「ゆうわく」自体は必中の技ではないものの、本作での有名な裏技である「バニシュデス」(バニシュで透明化させた敵にデスを使って即死させる)のように、相手が透明化状態だと必中となる。つまり、「バニシュゆうわく」を1撃でも決めてしまえば、勝ちとなるのである。
そして、この「バニシュゆうわく」は、リメイク版でも有効であり、「バニシュデス」のように効かなくなっていることはない。
他にもケアルガが使える「マジックポット」のスキルも便利だし、「レオ将軍」のスキルでおなじみの「ショック」も「ようじんぼう」にとびこむことで使えたりするのも面白い。強力さもやり込み的な面白さも、かなりの高水準である「あばれる」。30周年のこの機会に、ガウをスタメンに入れて使ってみよう。