１月１１日より放送開始したアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』（ＴＢＳ系）が大きな話題を集めている。同作はＣｙｇａｍｅｓによるオリジナルアニメ作品で、全く知名度のない未知の状態だったが、１話放送後、その予想外の展開が注目を集めＸでのトレンド１位を果たした。
『勇気爆発バーンブレイバーン』第１話では、物語の幕開けとともにＣＧを利用した重厚なロボットの演習シーンが描かれる。そして、主人公である陸上自衛隊所属のイサミ・アオとルイス・スミスの交流が描かれたところで突如謎の敵が急襲。
そこまではリアルな世界観による硬派なストーリーが展開されたが、絶体絶命のピンチのイサミの前に意志のあるロボット「ブレイバーン」が現れ空気は一転。ブレイバーンはイサミにコクピットに乗るよう促し、昔のロボットアニメさながらの熱血なＯＰ主題歌「ババーンと推参！バーンブレイバーン」を背景に、どんどん敵をなぎ倒すという内容だった。
戦闘中もコクピット内と機体の外に流れ続ける歌声に対して、イサミがつい「さっきから何なんだこの歌はぁあ!?」とツッコミを入れるというメタなシーンも。ブレイバーンの存在自体も謎ながら、「勇気一刀流奥義 ブレイブ斬（ザン）！」と叫びながら必殺技を繰り出すなど、急にスーパーロボット的な作品になったかのような、昔ながらの勇者系ロボアニメの熱い展開が描かれた。なお、第１話放送後に公開となったイサミ役・鈴木崚汰さんのコメントによると、視聴者全員の気持ちを代弁するかのような「何なんだこの歌は!?」のツッコミはアドリブによるセリフなのだとか。
また提供イラストとして「新しい地図」の草なぎ剛さんが描いたブレイバーンのイラストが公開されたことも意外だった。第１話を見ながらブレイバーンを描いたようで、その独特なタッチは本編との妙なミスマッチ感を与える。視聴者もまさか草なぎのイラストだとは思わなかったようで、公式アカウントからＸにあらためて投稿されたイラストでは、隣に自身のサインと「勇気爆発」という文字が添えられているの見て驚いた人が多かったようだ。
困惑を覚えるほどの激アツ展開に、アニメを視聴したファンも「リアルロボット系の絶望展開から急に勇者シリーズ始まったから温度差すごくて風邪引く」「タイトルで匂わせつつオンエアまで内容を隠したスタッフの大勝利」「ブレイバーン、ぶっ刺さったァ…」「この冷め切った世の中によくぞ勇気爆発させてくれてありがとう。ブレイバーン」と大興奮。早くも今期のアニメの覇権を握りそうだ。
また同作は『超重神グラヴィオン』や『スーパーロボット大戦ＯＧ ‐ジ・インスペクター‐』を手がけた大張正己氏と、ＣｙｇａｍｅｓＰｉｃｔｕｒｅｓとのタッグで制作しているため、早くも『スパロボ』シリーズへの参戦を求める声も多く集まっている。
ブレイバーンの謎の多さも相まって、今後の展開が全く読めない『勇気爆発バーンブレイバーン』。ブレイバーンが頑なに自身を語ろうとしないところからも、視聴者の予想を遥かに超える衝撃展開が待っていそうだが、果たして？
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