量産機ってのは強いから量産されるんだ!主役ガンダムにも負けない性能の量産モビルスーツ3選の画像
バンダイのプラモデル「HG 1/144 GNX-603T ジンクス (機動戦士ガンダム00)」(C)創通エージェンシー・サンライズ

 1979年にテレビアニメ『機動戦士ガンダム』が放送されて以降、現在まで各シリーズで多数のモビルスーツが登場してきたが、強くてカッコいい主役機のガンダムに蹴散らされるのが量産機の宿命でもある。

 仮面ライダーでいうところの戦闘員的なポジションが『ガンダム』シリーズでのザクに代表される量産機。やはり、一点物のガンダムたちと比べると、大量生産された機体はどうしても強そうには思えない。

 だが、中には例外がいるもの。たとえば『機動戦士ガンダム』の終盤に登場したゲルググは、アムロの操縦技術が人並外れたものだったせいでそうは見えないが、実はガンダムと遜色ない優れた性能を持った機体だ。

 今回はそんなゲルググのように、主人公機レベル、あるいはそれに迫るほどの性能を持った高性能量産機を3機紹介したい

■ガンダム側を壊滅させた量産機にあるまじき超高性能MS

 まずは『機動戦士ガンダム00』にて各国家を統合し発足した国連軍の最新鋭MSとして登場し、歴代シリーズでも最強の呼び声高い量産機「GN-X」だ。

 ガンダムスローネシリーズのデータとアレハンドロ・コーナーが持ち出した技術を基に、疑似太陽炉を搭載したGN-Xは、ガンダムと同系列の機体と言える成り立ちになっている。3大国家群からなる国連軍のどのパイロットが使っても問題ないように操縦系統に配慮されているところも量産機として申し分ない。

 武装はビームライフルとビームサーベルをベースにしており、ガンダムエクシアたちのような特化した性能は無いが、それゆえに組織的な戦いがしやすいMSに仕上がっている。

 作中でGN-Xは国連軍に計30機配備され、パトリック・コーラサワーやセルゲイ・スミルノフ、ソーマ・ピーリスといった、それまで機体性能差でガンダムたちに苦汁をなめさせられていた各国のエースパイロットが搭乗し、その性能を遺憾なく発揮してみせた。

 結果的にはソレスタルビーイング陣営を壊滅に追い込むほどの戦果を挙げる、量産機としては異例の奮闘ぶり。それまでの『ガンダム』シリーズのお約束を破る、量産機がガンダムを倒す展開に驚いた視聴者も多いのではないだろうか?

■理論上最強機体のビルゴはゲームでも…

 次は『新機動戦記ガンダムW』に登場するMD(モビルドール)「ビルゴ」だ。

 モビルドールとは、AIの操縦で動く無人のモビルスーツのこと。MDはその性質上、ある程度規則性に則った動きをするのだが、それがこのビルゴと相性抜群。ビルゴの武装は高威力のビームキャノンと、自身の周囲にファンネルのように展開するプラネイトディフェンサーというシールド3基のみ。シンプルゆえに、ビルゴは常に3機一組で行動し、ビームキャノンの一斉掃射で敵を攻撃しつつ、自分たちは鉄壁のプラネイトディフェンサーで防御する。

 プラネイトディフェンサーは実弾もビーム兵器も、余程の威力が出なければシャットアウトできるのだが、死角が存在するのが弱点。しかし、AIは3機のビルゴで行動することでその死角をカバーしてくるから厄介極まりない。

 作中では、AIのパターンを読み切れるヒイロ・ユイたち優秀なパイロットの前にやられ役となったが、どれだけ味方が撃墜されても淡々と陣形を立て直して攻めてくる様はまさに悪夢。無人機なので気兼ねなく戦場に投入できる点も考えると『ガンダム』シリーズの量産機の頂点はビルゴなのかもしれない……。

 余談だが、このビルゴは『Gジェネレーション』シリーズを始めとするゲーム作品ではプラネイトディフェンサーの性能がとんでもないことになっている。

 MDという設定上ステータスもそこそこで、なおかつこちらのあらゆる攻撃はほぼほぼ無効。ゲームであればウイングガンダムゼロのツインバスターライフルすらもあまり意味がないのだ……。

『Gジェネ』ファンであれば伝わるであろうこの恐怖。気になる方はぜひ『Gジェネ』シリーズでビルゴと戦ってみて欲しい。

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