8月12日から国内最大級の同人誌即売会「コミックマーケット102」(以下、C102)が、東京都・ビッグサイトにて開催された。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)が5月8日より「5類感染症」となったことで、イベント開催時の感染防止策ガイドラインや要請が撤廃。
C101では来場者数9万人と制限されていたが、C102では「来場者数の上限は設けず、安全確保を目的とした人数制限を実施して、十数万人程度の来場を予定」と、規制を大幅に緩和した。想定どおり、1日目の来場者数は13万人を記録した。
これにより、コミケ恒例となっているコスプレイヤーも増加。台風7号が接近しているが、影響はなく天候に恵まれたため「屋上展示場コスプレエリア」には、大勢のコスプレイヤーと一般参加者が集まった。
コスプレイヤーのるなちっちさんは、同コスプレエリアで『銀魂』月詠のコスプレをしており、煙管や武器のクナイなどを使い、バリエーション豊富なポージングを披露。インタビューでは、コスプレのポイントや、コスプレイヤーとしての目標などを語ってもらった。
■関西から参加したコスプレイヤー・るなちっちさん
――今日のコスプレのポイントを教えてください。
るなちっちさん 煙管とブーツは買ったものなんですけど、その他はすべて自作しているところです。中でもウィッグ作りを頑張りました。
――制作期間、費用はどのぐらいかかりましたか。
るなちっちさん 制作時間だけで考えると、1週間ぐらいでできるかなと。集中したら1日中作っているので。靴もなかったからリメイクして(コスプレを)やったり、ウィッグのセットも全部自分です。費用は約4、5万円といった感じです。
――コスプレに対するこだわりを感じます。ちなみに、コスプレは何をきっかけに始められたのでしょうか。
るなちっちさん 小さい頃にアニメ『カードキャプターさくら』にハマっていたのがきっかけです。かわいいコスチュームがいっぱいあるので「私も着たい!」と言ったんですけど、母親は「ダメ。いらないでしょ」ってことで出来なかったんです。そのせいか、ある程度自分で何でも出来る20歳になってから、コスプレ欲が爆発しました。
――これまでのコスプレ活動を振り返って、特にうれしかったことを教えてください。
るなちっちさん 1番最初にコスプレにハマるきっかけを作ってくれたのは『ONE PIECE』のボア・ハンコックなんですけど「コスサミ」(世界コスプレサミット)のコンテストでボア・ハンコック部門で優勝させていただいたんです。そのときファイナリストに選ばれて、決勝に行けたので、本当にやっていてよかったなと思いました!
――コスプレイヤーとしての目標はありますか。
るなちっちさん 衣装製作や物作りのスキルが身についてきたので、それを活かせるお仕事をやり続けられればいいなと思っています。大きい目標は、ボア・ハンコックを大好きでやっているので、やっぱり原作者様(尾田栄一郎氏)に直接お会いして、ご挨拶ができればいいな、認めていただけたらいいなっていうのが目標ではあります。夢です!
――最後に、夏コミに参加した感想を教えてください。
るなちっちさん 今回がコミケ初参加なんですけど、もっと人がいて歩けないぐらいの覚悟を決めてきていたので、思っていたよりも大変じゃなかったです。関西の人間なので、なかなかこっち(関東)まで来る機会がなくて、今回は思い切って参加してみました!
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