『るろうに剣心』新アニメで期待のエピソード3選!「京都編」や「人誅編」はどうなる?の画像
キャラクタービジュアル (C) 和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会

 2023年7月より、フジテレビほかにて放送が開始されたアニメ『るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー』。かつて伝説の人斬りと恐れられた流浪人・緋村剣心が強敵と戦う名作バトル漫画のリメイクアニメとして、注目されている作品だ。原作漫画を第1話からじっくり再構築するストーリー、迫力と美しさを両立したアクションシーンなどで、新規ファンだけでなく往年の『るろ剣』ファンからも好評を博している。

 原作第1話からのアニメ作品としては、1998年に放送終了した旧アニメ版から実に25年ぶりとなる本作。今回は『るろうに剣心』新アニメに期待したい原作エピソードを、筆者の独断で選んでみた。

■和月氏のリベンジなるか…「石動雷十太編」

 まず注目したいのが、原作漫画第34話~44話まで展開した石動雷十太編だ。本エピソードの敵キャラである雷十太は“殺人剣こそ剣術本来の姿”という理念を掲げ、日本剣術の再興を志す剣客として登場。斬撃を飛ばす大技「秘剣・飯綱」を武器に、剣心と一戦を交えた。

 雷十太編は原作者の和月伸宏氏にとって、口惜しいストーリーのひとつだという。単行本のおまけページで“(雷十太は)最初は強キャラのはずが、なぜか小物化してしまった”と、思う通り作劇できなかった旨を語っている。

 実際、雷十太は殺人剣を理想としているが、のちに人を殺したことがないと判明する。その事実を剣心に指摘されると逆ギレし、遂には10歳の弥彦の気迫に圧されてしまう始末。なんとも情けない敵キャラだった。そう、公式が認める「うまくいかなかった」キャラが雷十太なのだ。

 和月氏は今回の新アニメについてのインタビューにて「雷十太編なんかは今でも思うところがあったので、大筋は変わらないですが、細かい調整を加えて表現し直しています」と、原作者が手ずから改変したことを明かしている。復活する雷十太がどのような活躍を見せるか、大いに期待したい。

■ド派手な剣戟が目白押し!「京都編」のVS志々雄

 強者がすべてを支配する“弱肉強食”の世界を実現しようと暗躍する志々雄真実を倒すべく、剣心たちが死闘を繰り広げる「京都編」。『るろ剣』でも人気の高い長編エピソードだろう。

 筆者が期待しているのが「京都編」ラストバトルである志々雄戦だ。剣心だけでなく、相楽左之助や斎藤一、一度は敵対した四乃森蒼紫らの力も合わせた総力戦は、原作漫画でも迫力満点だった。とくに、剣と火薬で大爆発を起こす「紅蓮腕」、剣心が土壇場に見せた「龍槌翔閃、龍巻閃・凩・旋・嵐」の5連撃といった技の応酬は、なんともアニメ映えしそうだ。

 原作屈指の人気を誇るバトルが最新のアニメーション技術でどう描かれるのか、ファンとして興味は尽きない。

■原作をなぞったアニメ化が見たい! 「人誅編」

「人誅編」は、原作漫画152話~251話で展開したエピソードだ。剣心が抱える人斬りの罪をテーマに、彼の過去や雪代縁を筆頭とした復讐者たちとの死闘を描く。『週刊少年ジャンプ』(集英社)での『るろ剣』最後の長編でもある。

 実は「人誅編」は、原作のフィナーレを飾る長編でありながら、原作をなぞったアニメ化と縁がないエピソードだ。旧アニメ版は「人誅編」に入ることなく放送を終了。後年に「人誅編」をモチーフに製作された「追憶編」および「星霜編」も、展開に多くの改変が加えられている。これまでのアニメにもそれぞれの良さがあるが、やはりファンとしては、原作を忠実に再現した「人誅編」のアニメが見たいと願ってしまう。

 新アニメ版は第5話時点で一部改変を加えながらも、基本的には原作を丁寧になぞっている印象だ。本作では「人誅編」がどう描かれるのか。先の長い話だが、今から期待が止まらない。

 

 以上、『るろうに剣心』の新アニメ版で期待しているエピソードをまとめてみた。現時点では、どのエピソードまでアニメ化するかは明かされていない。現在放送中の「東京編」の続きとなる「京都編」や「人誅編」が作られるかは不透明である。

 しかし、『ジャンプSQ. 2022年11月号』で和月氏が「無印原作完走を目指して着々と制作進行中です」とコメントしており、可能性は十分にありそうだ。あなたが期待する『るろ剣』のあのシーンは、果たして新アニメでどう描かれるか。予想しながら本作を楽しんではいかがだろうか。

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