『オトナプリキュア』だけじゃない!『美少女戦士セーラームーン』『おジャ魔女どれみ』でも描かれた変身少女たちの「大人」になった姿の画像
画像は『なかよし』1993年1月号 (C)2008-2015 Kodansha Ltd. All Rights Reserved.

 アニメ「プリキュア」シリーズの記念すべき20周年プロジェクトとしてさまざまな企画が発表されており、2023年10月からは『Yes!プリキュア5』および『Yes!プリキュア5GoGo!』の主人公・夢原のぞみたちが成長した姿を描く『キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~』がNHK Eテレで放送となる。

 あの頃、憧れだった「少し年上のヒロイン」たちが大人になった姿には、早く会いたいような、当時の思い出が大切だからこそいっそ見たくないような……そんな複雑な心境のファンも多いだろう。彼女らが大人になった現在、どのように過ごしているのかはとにかく気になるものだ。

 いわゆる「変身少女もの」と呼ばれるジャンルのキャラクターたちが大人になった姿は、これまで様々な媒体でスピンオフ的に描かれてきた。今回は、その中から『美少女戦士セーラームーン』と『おジャ魔女どれみ』のキャラたちがどんな大人になったのかを紹介したい。

 まずは、『セーラームーン』たち。彼女らが大人になった姿は『美少女戦士セーラームーン新装版 ショートストーリーズ』2巻収録の番外編「ぱられるせぇらぁむ~ん」で描かれている。

 タイトルの通り、彼女らの未来の姿がパラレルワールドで描かれており、主人公の月野うさぎも本編とは違い普通の主婦になっている。大人になったセーラー戦士たちは全員結婚して子どもがいる。しかも全員婿養子をとっており、家庭内での立場も妻のほうが上のようだ。

 みんなやけに所帯染みていて、火野レイの夫は神主兼教師、水野亜美は夫婦ともに医者、木野まことは夢だった自分の店を持ち、愛野美奈子の夫はテレビ番組のADだという。

 また皆の子どもの名前も月野こうさぎ、水野あみ、火野れい、木野マコ、愛野ミナと本人に限りなく似た名前で全員が小学校3年生。あくまでもパラレルワールドの話ではあるが、こんなに自由に楽しく暮らしたい、とつい憧れてしまう束の間の未来の姿だった。

 続いては、『おジャ魔女どれみ』の面々。ライトノベル『おジャ魔女どれみ16』シリーズでは成長した春風どれみらの姿が描かれるが、読者にとって衝撃的だったのは、『おジャ魔女どれみ20’s』で描かれた、23歳の藤原はづきの授かり婚だろう。

 アニメ放送時の小学生時代から清楚で心優しいはづきちゃんが小説でこのようなことになるとは、誰も思っていなかったはずだ。相手は、遠距離恋愛中だった矢田まさる。アニメ放送時からいい感じだった2人が結婚にまでいってくれて、ほっとする気持ちもある。

 さて、秋に放送が決定している『オトナプリキュア』だが、小説で他シリーズのキャラの大人になった姿がすでに描かれているものもある。

『小説スマイルプリキュア!』では2012年に放送されたアニメ『スマイルプリキュア!』の面々が大人になった10年後の様子が描かれるが、務めていた書店が閉店の危機に追い込まれたり、夢だった漫画家デビューしてタワマン暮らしをしたはいいものの今の生活に疑問を抱いて連載を終わらせようとしたり、足を怪我してスポーツ選手生命を絶たれたりと、かなりの鬱展開が続くのだ。

 彼女らがどうしてこうなったのかはぜひその目で確かめてほしい。

 大好きだったキャラたちも、大人になったからといって全てがうまくいくわけではないだろう。それは、大人になって日々を生きる我々に夢を見せるだけではなく、真に寄り添ってくれているということなのかもしれない。

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