『ガンダム』宇宙世紀最強パイロット、アムロ・レイの「凶悪テクニック」に震えた操縦シーン3選の画像
『アムロ・レイ×ぴあ』(ぴあMOOK)

「ガンダム」宇宙世紀シリーズの最強パイロットについては、ファンの間ではさまざまな意見が飛び交うテーマのひとつ。しかし筆頭として挙げられるのは、やはり『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイ。ファーストガンダム時代に15歳という若さにしてガンダムを操り、そしてニュータイプとして覚醒し、『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と、各時代を生き抜いてきた。彼が作中で見せた技量はやはり凄まじく、相手陣営であるジオン公国軍のベテランパイロットたちも慄くほどだった。

 そこで今回は、アムロが見せたとんでもないテクニックを『機動戦士ガンダム』に限定していくつか振り返りたい。

■獅子奮迅!近距離武器による遠距離攻撃で戦艦撃沈

 まず紹介するのは、第32話「強行突破作戦」。この頃はアムロの技量がバケモノ級に冴え渡っており、ニュータイプとしての強さをまざまざと見せつけるシーンが多い。

 ホワイトベースよりガンダムで出撃したアムロは、出撃直後にバルカンでリック・ドムを撃破する。さらに、ジオン軍のドレン大尉が指揮する戦艦スワメルを撃沈し、流れるように護衛のリック・ドムを撃破。その後、残っていた撤退するキャメルをビーム・ジャベリンの投擲で撃沈している。

 流れるような行動も目を見張るが、とんでもないテクニックはビーム・ジャベリンの投擲。通常、ビーム・ライフルのような射撃武器は照準機能が搭載されているため、比較的命中させやすい。しかし、ビーム・ジャベリンのような近距離武器に照準機能が搭載されているケースは少なく、投擲したところで命中するはずがないのだ。

 しかし、アムロは初めてのビーム・ジャベリン投擲で、苦もなく命中させている。システムの補助がなく、自身のスキルのみで実現する技量はバケモノといって差し支えないだろう。

■背中に目でもついてるの?ノールックで敵を撃破

 このよう中盤以降はとんでもない射撃技術ばかりが目立ったアムロだったが、序盤である第4話「ルナツー脱出作戦」でも、早くも敵を見ないで撃破する離れ業を見せつけている。

「赤い彗星」の異名を持つジオン軍のエースパイロット、シャア・アズナブルの襲撃を受け、まだまだ素人同然のアムロがガンダムで相手をしたこのシーン。熟練のエースパイロットと素人が渡り合うだけでもすごいことだが、アムロはさらにとんでもないテクニックを披露する。

 シャア専用ザクとつばぜり合いになった際、ガンダムの背後から別のザクIIが忍び寄る。しかし、アムロは一瞬チラ見しただけでザクIIの行動を予測し、逆手に持ったビーム・サーベルをザクIIに突き刺した。攻撃の瞬間はまったく見ずに、ほぼノールックでザクIIを無力化してしまう。

 なお、アムロのノールック攻撃は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でも活用しているほどで、アムロ自身も有効な攻撃方法と理解しているのだろう。もちろん、ノールックで敵を倒すなど、アムロ以外にできない芸当なので強力なのは言わずもがなだ。

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