『ガンダムW』『鉄血のオルフェンズ』でも…敵を真っ二つ!『ガンダム』シリーズで「鬼デカ大剣」を振りかざしたモビルスーツ4選の画像
バンダイのプラモデル『HG1/144 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ヘルムヴィーゲ・リンカー』(C)創通・サンライズ・MBS

 大きな武器は、それだけで魅力がある。ウイングガンダムの「バスターライフル」や、ZZガンダムの「ハイメガキャノン」などの極太ビームは、ガンダムシリーズだけでなく、SFアニメ全般の花形だ。

 しかし今回は、そういった武器がある中で、ちょっとマイナー寄りだがまた違った魅力がある“鬼デカ大剣”に注目したい。アニメ本編や外伝漫画など、自身の体よりも大きな大剣を振りかざして戦うモビルスーツは、ロマンとケレン味の塊だ。

■高層ビル並の大きさを誇る「パワードレッド」の「150ガーベラ・ストレート」

 大剣といえば真っ先に思いつくのが漫画『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R』に登場する「ガンダムアストレイレッドフレーム」のバリエーションだ。その中でひとつを選ぶとしたら、ビジュアルと知名度的に「ガンダムアストレイ パワードレッド」を挙げたいところだ。

「パワードレッド」は全長150メートルの大剣を振り回すために改造されたモビルスーツで、両腕に搭載された強化型駆動システム「パワーシリンダー」によって、絶大な腕力を有している機体。

 強化された腕力で振るう大剣の名前は「150ガーベラ・ストレート」。大量のレアメタルが使われており、大気圏突入をしても溶解を一切しないで地球に突き刺さるほどの強度を誇る。

 武器としての強力さは、150メートルの実体剣そのまま。高層ビルと同じくらいの実体剣と考えると、もはや説明不要である。

■剣が本体?「ヘルムヴィーゲ・リンカー」の「ヴァルキュリアバスターソード」

 実体剣でインパクトがあるモビルスーツといったら、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場した「ヘルムヴィーゲ・リンカー」もそのひとつだろう。

 装備している大剣は「ヴァルキュリアバスターソード」。バスターソードと聞いて思い出すのはゲーム『ファイナルファンタジー7』の主人公・クラウドの構える大剣だが、「ヴァルキュリアバスターソード」も、そのイメージにかなり近い超大型。

 対大型モビルアーマーを想定して手配された機体ではあるものの、「ヘルムヴィーゲ・リンカー」自体は、あまり活躍しなかった。しかし武器である「ヴァルキュリアバスターソード」のほうは、主人公機の「ガンダム・バルバトスルプス」にも使用され、大型モビルアーマーである「ハシュマル」撃破に貢献した。ガンダムの歴史においても欠かせない大剣と言えるだろう。

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