『サザエさん』『ONE PIECE』『ゴルゴ13』も…日本の漫画やアニメはすごい! 実は“ギネス認定”されていた作品たちの驚きの記録の画像
フジテレビ『サザエさん』番組公式サイトより

 日本の漫画やアニメの文化は、世界からも注目されている。作品のなかには、実はギネスに認定された驚きの記録を所持しているものもある。これらは、漫画やアニメなどの文化が盛んな日本ならではの記録の数々といえるだろう。そこで今回は、日本の作品が持つギネス記録をご紹介しよう。

■世界で最も長く放映されている!『サザエさん』

 日曜日の夕方といえば、長谷川町子氏原作の『サザエさん』を思い浮かべる人も多いだろう。俗称ではあるが、月曜日を憂鬱に感じる現象が“サザエさん症候群”と呼ばれるほど、日本人にとって「日曜日の夕方」に『サザエさん』はつきものだ。

 本作が持っているギネス記録は、「世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組」というもの。ギネスワールドレコーズ公式サイトによると、1969年10月5日の放送開始から2013年6月17日までに2240回、全部で6995話ものエピソードが放送されているとのこと。(2023年1月23日時点では2684話)

 ちなみに2019年、50年以上にもわたって主人公・フグ田サザエ役を務める声優・加藤みどりと、2月5日に亡くなったことが明かされたフグ田タラオ役を演じた貴家堂子さんが、「テレビアニメシリーズにおいて同じ役を演じた最長期間」というギネス記録に認定されている。

 1つの作品で複数のギネス記録を保持している『サザエさん』は、間違いなく日本を代表するアニメ作品だと思う。また、生涯現役を貫いた貴家さんの“すごさ”とともに、タラオ役を引き継いだ声優・愛河里花子氏の心意気にも感動した次第だ。

■登場キャラクター最多記録!『それいけ! アンパンマン』

 2009年、「単独のアニメシリーズでのキャラクター数」のギネス記録に認定されたのは、やなせたかし氏原作の『それいけ! アンパンマン』だ。

 ギネスワールドレコーズ公式サイトによると、1988年の放送開始から2009年3月27日の時点で1768種類のキャラクターが登場するという本作。

 誰しも一度は目にしたことがある『アンパンマン』だが、すべてのキャラクターを把握するのは至難の業だろう。映画などのオリジナルキャラクターをはじめ、エピソードごとに登場するキャラクターもおり、その数は年々増え続けている。

 実際に2009年の時点でギネス記録に認定されたものの、2018年に発売された『アンパンマン大図鑑プラス 公式キャラクターブック』(フレーベル館)には2300体以上のキャラクターが紹介されており、9年で500体以上のキャラクターが追加されているという脅威のスピードを見せていた。

 今後も『それいけ! アンパンマン』のキャラクターは増え続けるはずなので、このギネス記録を抜くことができる作品はなかなか出てこないだろうと思うのは、筆者だけではないだろう。

■累計発行部数最多記録!『ONE PIECE』

 尾田栄一郎氏の漫画『ONE PIECE』は、2015年6月15日に「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」としてギネス記録に認定された。

 1997年の連載開始から20年たたずに3億2086万6000部を発行という大記録ではあるが、本作のすごさはそれだけにとどまらない。

 さらに『ONE PIECE』は、2022年7月にこの記録を更新。コミックス103巻が発売され、全世界発行部数でいえば5億1000万部を超えたという。

 あらためて発行部数を知ると、『ONE PIECE』という作品が日本のみならず世界中で愛されている作品であることがわかるだろう。

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