■最新104巻で「ワノ国編」が完結&最終章入り

 第2位に選ばれたのは尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』だった(8.3%)。

 現在104巻まで発売されており、2022年7月には「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」のギネス記録を更新した。ストーリーは104巻でワノ国編が終わり、最終章に突入。大団円までにはコミックスを全部読んで、本誌での連載に追いつきたいという声が多かった。

 選んだ人からは「数冊ずつまとめて読んでいるので、お正月に最新刊まで読もうと思っています」(38歳・女性)、「アラバスタ編以降読んでないので、追いつきたい!」(34歳・女性)、「内容を忘れないように一気に読みたい」(33歳・男性)、「途中で離脱していたがそろそろ終盤が近いので、追いついてフィナーレはリアルタイムで読みたい」(39歳・女性)、「後から後から伏線の回収があるので、何度でも一気読みしたい」(47歳・男性)という声が届いた。

■映画で再ブームを起こす『SLAM DUNK』が首位に

 そして、見事9.7%の得票率で第1位となったのは『SLAM DUNK』。『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1996年まで連載されていた井上雄彦氏による全31巻のバスケットボール漫画。12月3日からは映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され、既存ファンだけでなく新たなファン層を獲得している。

 今回、映画を見てあらためて原作漫画を読み返したいという人や、映画を気に原作も読んでみたいと思った人が多いようで「映画を観て再熱。新装版をまとめ買いしたので読むつもり。読んでからまた映画を観たいと思っています」(32歳・女性)、「ちょうど今友だちに借りているので」(47歳・女性)、「映画を観て原作のどの辺りなのかを知りたくなったから」(44歳・男性)、「もう一度感動したい」(33歳・女性)というコメントが集まった。

 アニメ化を機に、巻数が多い原作漫画も読んでみたいという人が目立つランキング結果となった。その他、この秋完結を迎えた『東京リベンジャーズ』や連載再開となった『HUNTER×HUNTER』など話題作へ票が寄せられた。一気読みとしては、20〜30巻程度のものが読みやすく人気のようだ。

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