1974年に誕生した日本を代表するキャラクター「ハローキティ」。彼女が長年にわたって多くの人に愛される存在であるのは、サンリオのテーマパーク・ピューロランドのミラクルギフトパレード(現在休演中)の中で語られる3つのハート「かわいい・思いやり・なかよく」のスピリッツに満ちあふれているからだろう。
その精神ゆえに、これまでさまざまな企業やキャラクターとコラボを果たしてきたキティ 。旅行先でその土地でしか購入できない「ご当地キティ」を集めた経験のある人も少なくないはずだ。しかし、そのコラボのなかには、かわいさとはちょっと違う“奇をてらった”ようなものもあり、驚かされることも……。
世間では「仕事を選ばない」とまで囁かれるキティだが、2018年に開設された公式YouTubeチャンネル『HELLO KITTY CHANNEL』の投稿動画で、自身がエゴサ(エゴサーチ)をした結果、“「仕事を選ばない」と言われていることを知っている”と漏らした。
そして「“選ばない”っていうか、むしろ全部“選んでる”。全部キティがやりたいって思ったことを全部やった結果が、今。“やりたいことは全部やる”っていうのがキティらしさ、自分らしさだと思ってる」と仕事への心情を熱く語り、話題になった。
そんなキティの崇高な精神が反映されたコラボの数々。今回は、なかでもちょっと変わったコラボを紹介したい。
まずはホラー映画『リング』の貞子とのコラボ。2012年に『貞子3D』が映画公開された際のもので、キティの髪は足元まで伸び、顔のほとんどが隠れてしまっている。色素も薄く顔色が悪く見えるような気がするが、しかし長い髪にはキティのアイコンでもあるリボンが複数ついており、これはこれでサブカル的なかわいらしさがある。
また、2019年には同じくホラー映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』がピューロランドとコラボした際には、キティの顔にピエロメイクが施された不気味かわいいビジュアルが公開され、多くのファンを驚かせた。