■第2位『ONE PIECE』よりモンキー・D・ルフィ
第2位には、『ONE PIECE』のルフィがランクイン(15.5%)。
最終章に突入し怒涛の展開が続く本誌連載も、現在公開中の映画『ONE PIECE FILM RED』も盛り上がりを見せる『ONE PIECE』。
連載期間も長く、ルフィをはじめとしたキャラクターたちも強敵に会うたびにグングン成長しているが、今回「覚醒シーン」として多くの票を集めたのは、エニエス・ロビー編にてルフィが初めてギア2を使ったシーンだった。
全身から煙の出る演出、ゴム人間だからこそできたルフィ初の応用技、体力を異常なほど消耗してしまう、など少年漫画の王道的な展開やかっこいい演出に多くの読者が興奮したようだ。
選んだ人からは「ゴムゴムの実の使い方がグンと広がった」(30歳・男性)、「ギア2があったからこそ応用の技が出せている」(40歳・男性)、「最近の本誌の内容も激アツだったけど、ネタバレをしないならギア2かな」(38歳・男性)、「ポーズがかっこいい!」(37歳・男性)というコメントが寄せられた。
■第1位『ドラゴンボール』より孫悟空
そして、26.5%という圧倒的な得票率で第1位に選ばれたのは、『ドラゴンボール』の孫悟空だ。
フリーザとの戦いで、クリリンが殺されたことをきっかけに初めて超サイヤ人となった悟空。髪は金髪になって逆立ち、全身を金色のオーラがまとう。悟空の場合は一人称まで変わっていた。
フリーザはそれまで半分ほどの力しか出していなかったが、悟空が超サイヤ人化するとフルパワーを出しても敵わないほどだったので、いかに彼が爆発的に強くなったかが分かる。
この後も悟空は超サイヤ人2、超サイヤ人3など多様な覚醒を遂げるが、やはり最初の超サイヤ人への覚醒が読者にとっては最も印象深かったようだ。
選んだ人からは「スーパーサイヤ人に初めてなったときが印象的だった」(48歳・男性)、「『金髪になってパワーアップ』キャラの元祖では?」(33歳・男性)、「今ではサイヤ人になるのは当たり前だけど、当時本誌で読んでいたら衝撃がすごかったんだろうなと思う」(34歳・男性)、「ドラゴンボールが毎週楽しみでたまらなかった時期。超サイヤ人は本気で驚きました」(40歳・男性)という声が集まった。当時リアルタイムで読んでいたら、かなり興奮したことだろう。
漫画の盛り上がりに欠かせない主人公の覚醒シーン、ランキング4位以降には『鬼滅の刃』の竈門炭治郎や『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎の名前も上がっていた。