実際にあったら食べてみたい「アニメに登場する架空の食べ物」3選!『ONE PIECE』“悪魔の実”や『千と千尋の神隠し』“謎のブヨブヨの物体”も…の画像
『千と千尋の神隠し』より (C)2001 Studio Ghibli

 アニメを視聴していると、食べてみたくなる“架空の食べ物が”ある。得体が知れないのに美味しそうだったり、超人的な能力を手に入れてしまったりと、アニメの登場人物たちはそれらに翻弄されることもしばしば。そこで今回は「実在しないけど食べてみたい架空の食べ物」を紹介したい。

■どんな能力を選ぶ?『ONE PIECE』の“悪魔の実”

 架空の食べ物として抜群の知名度を誇るのが、尾田栄一郎氏『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する“悪魔の実”だろう。

『ONE PIECE』は、悪魔の実の「ゴムゴムの実」を食べた主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王を目指して冒険するストーリー。“海の悪魔の化身”と呼ばれる悪魔の実だが、実にたくさんの種類があり、食べるとそれぞれの実が持つ特殊能力を得ることができる。

 たとえば、ルフィが食べた「ゴムゴムの実」は体をゴムのように伸ばすことができ、汎用性が高いだろうし、トンタッタ族の王女・マンシェリーの「チユチユの実」はあらゆる傷を治すことができ、実生活でも重宝することができる。

 さらに、麦わらの一味であるブルックの「ヨミヨミの実」にいたっては、一度死んでも黄泉の国から蘇ることができる能力を持てるため、人生を長く楽しめる奇跡を堪能できる。

 このように現実離れした特殊能力を持てる悪魔の実だが、代償として“泳げなくなる”というデメリットがある。また、口にしたルフィいわく「まずい」とその味が明かされているが、超人的な能力が手に入るのならば、泳げなくなってもまずくても、実際にあったら食べてみたいと思わずにはいられない。

■正体不明だけど美味しそう!『千と千尋の神隠し』の“謎の物体”

 スタジオジブリ作品である『千と千尋の神隠し』にも、実に魅惑的な食べ物が存在する。それが、主人公・荻野千尋の両親が食べていた「謎のブヨブヨの物体」だ。

 千尋と両親が偶然にも迷い込んでしまった世界で、3人は不気味な屋台を目にする。その店には店員がいなかったが、千尋の両親は「店員が来たら代金を払えばいい」と勝手に店の食事に手をつけてしまう。そんなシーンで登場するのが、この食べ物だ。

 千尋の父が箸で掴む謎の物体は、水分をたっぷりと含んだように膨らんでいて今にも弾けそうにも見える。豪快に食す様子があまりに美味しそうだったため、「あれを食べてみたい!」と思う視聴者が続出した。

『千と千尋の神隠し』に登場する謎の物体については、さまざまな推測が立てられてきたが、『借りぐらしのアリエッティ』などを手がけた米林宏昌氏のツイッター(2022年9月19日)で、「お父さんが食べてるブヨブヨした食べ物はシーラカンスの胃袋と絵コンテに書いてありました」と驚きの情報を明かしていた。その後「どうやら絵コンテには書いてないようです…宮崎監督が描かれたレイに書いてあったのかなぁ?」と情報を修正している。

 結果的に謎のままの“ブヨブヨした食べ物”。得体の知れなさが相まって、食べてみたいと感じる人も多いのではないだろうか。

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