漫画やアニメにたびたび登場する、いつも目を閉じている「糸目」と呼ばれるキャラたち。彼らはなぜか一様にいつも口元に笑みをたたえ、本心を見せないかのようにふるまっていることが多い。そしてそんな糸目キャラが本気を出したときに初めてその瞳を開く……いわゆる「開眼」シーンは胸が熱くなるお約束の展開だ。
普段のふるまいがそのような感じだからか、バトル漫画やスポーツ漫画ではかなりの実力を見せる彼ら。そこで今回は10代から40代の漫画好き男性200人にアンケート調査を実施し、「最強だと思う糸目キャラ」を1人挙げてもらった。その結果をランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■第3位 市丸ギン『BLEACH』より
まず、第3位に選ばれたのは、全体の12.5%を集めた『BLEACH』の市丸ギン。
久保帯人氏による『BLEACH』の、護廷十三隊の三番隊隊長である死神の市丸。登場初期から常に笑いを浮かべたような顔で飄々としている姿がなんとも胡散臭いキャラだった。後に五番隊隊長の藍染が裏切りを行った際に彼の仲間であったことが明かされる。
自身を「蛇」と形容しているが、まさしくそれがぴったりの市丸。つかみどころがなく、本心が読めない人物像が女性からの人気も高い。少ないながらも開眼シーンもあり、アニメでは第48話「日番谷、吼える!」にて日番谷冬獅郎との戦いで目を薄く見開き、赤色の瞳をのぞかせている。なおジャンプコミックス20巻でうっすらと開かれている市丸の瞳の色は鉛のような水色をしている。
選んだ人からは「関西弁で糸目で強い。このジャンルでは市丸がまず思い浮かびます」(39歳・男性)、「飄々としたところが好き」(33歳・男性)、「めちゃくちゃ強いやつなのに、頭までいいから」(38歳・男性)、「多くを語らないクールさがあって、非情でも優しさがある」(43歳・男性)というコメントが集まった。