尾田栄一郎の粋な計らいに感動…『ONE PIECE』コミックスの表紙に秘められた「胸熱な仕掛け」3選の画像
尾田栄一郎の粋な計らいに感動…『ONE PIECE』コミックスの表紙に秘められた「胸熱な仕掛け」3選の画像

 尾田栄一郎氏による漫画『ONEPIECE(ワンピース)』は、現在102巻までコミックスが刊行。全世界での累計発行部数は、2021年7月の時点で4億9000万部を記録している世界的な大ヒット作品だ。

 これだけたくさんのコミックスが発売されていると、各巻の表紙を眺めているだけでも楽しく、懐かしい気分に浸れる。そこで今回はコミックスの表紙に描かれた絵に焦点を当て、過去に存在した興味深い単行本の仕掛けを厳選してご紹介したい。

■激闘のアラバスタ! 双方陣営が対峙する構図に感動

「偉大なる航路(グランドライン)」突入後、すぐにアラバスタ編に突入。このエピソードのキーパーソンは、アラバスタ王国の王女ビビ。クロコダイルが社長をつとめる秘密犯罪会社「バロックワークス」が王国の乗っ取りを画策。ルフィたち麦わらの一味は、ビビに協力してバロックワークスと激突するという展開だ。

 そのあたりが収録されたコミックス21巻の表紙には、バロックワークスの幹部メンバーが一列に並んだ姿が。続く22巻は、麦わらの一味に加えてビビとお供のカルーが並んだ構図で描かれていた。

 この21巻を左側、22巻を右側に置いて表紙をくっつけると、ちょうどバロックワークス陣営とルフィ陣営が向き合って対峙しているような1枚の絵が完成。互いに腕組みをして、双方がにらみあっているような構図も素晴らしかった。

 これの2冊をあわせた表紙絵を見ると、アラバスタ編の最終決戦で繰り広げられた熱い戦いを思い出す。ちなみに筆者的には、この21巻と22巻の仕掛けがあったからこそ、それ以降の表紙にも注目するようになった。

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