■2ndアルバムリード曲が初披露される無料ライブ
そんな錚々たるメンバーの楽曲を経て3年ぶりにリリースされたセカンドアルバム。
個性が強すぎることが持ち味ではあるが、それゆえ一枚のアルバムにすべてを収録するとどこか統一感に欠ける印象があったのだが、今回はそれぞれのディビジョンの持ち味は最大限に生かしつつもアルバムとしての完成度もかなり高く、ヒプノシスマイク入門にもってこいのアルバムになっている。
全ディビジョンが2ndDRBを終え、その戦いの中で得た仲間との絆や自分の弱さ強さをひっくるめて新たなステージに進みだした様子が内包されているように感じられる。
そのうえで、彼らの魅力をぎゅっと詰め「らしい」とファンも納得する楽曲がそれぞれ制作されている。特にシブヤディビジョン・Fling Posseの「とりま Get on the floor」の中毒性のあるポップさは、優勝を果たし「刹那の友」として組んだ3人が他に代えがたい真の仲間となりつつも、本人たちのつかみどころのなさを的確にとらえた曲だ。
リード曲である「CROSS A LINE」は、メインキャラクター全18人による楽曲で、今まで様々な因縁やわだかまり故に争っていた関係性から一歩先に各々が踏み出していく様子が明るく爽やかに表現されている。
またヒプノシスマイク楽曲の代表曲ともいえる「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +」「プノシスマイク -Division Battle Anthem- +」をはじめ、Division All Starsが歌う楽曲が一気に聴ける。どの曲もライブで盛り上がること間違い無しだ。
これらの新アルバム楽曲が6月25日に行われる「ABEMA」で生放送される特別番組『ヒプノシスマイク NO TICKET LIVE 3時間生放送!CROSS A LINE SP』にて初披露される。完全無料番組なので、これまで名前は知っていたけれどヒプノシスマイクがどういったものなのか知らない、という人でも気軽に見ることができる。
声優とは思えない本格的なラップ歌唱やパフォーマンスは必見だ。このコンテンツはライブこそ、その魅力を最大限に感じられることができる。
ほかにもファン投票によって決まった「ヒプノシスマイク・リクエストソング」の披露や、過去ライブにまつわるトーク、そしてKREVAゲスト出演のもと「キズアトがキズナとなる」の政策秘話が語られるなど、この日だけの特別なセットリストが用意されているという。ここから是非ヒプマイ沼にハマってもらいたい。