■ペローナに愛された「クマシ―」
続いて紹介するのは、スリラーバーク海賊団のペローナの側にいた、体がつぎはぎだらけのクマ「クマシー」。背中にはチャックがあり、純粋な動物ではなくぬいぐるみがベースになったゾンビのようですが、その腕力は本物のクマよりもはるかに強いようです。
大きな王冠のような帽子をかぶり、口元には白いマスク。そしてビックリしたような血走った目が特徴のクマシー。かわいい見た目はペローナの大のお気に入りのようですが、ボソボソ話す低い声は大嫌いだった様子。クマシーが声を出してしまい、ペローナがブチ切れるというやりとりが何度もありました。
クマシーをモチーフにした着ぐるみパジャマやぬいぐるみ、フィギュアなど、いろんなグッズになっているので、かなりの人気キャラと言えそうです。小さい子どもにもウケが良さそうなデザインですよね。
■おっちょこちょいのリスのコンビ「リスキー兄弟」
最後に紹介するのも、クマシーと同じくスリラーバーク編に登場した「リスキー兄弟」というキャラクターです。その名前に入っているように動物の“リス”がベースになったゾンビで、体中につぎはぎや包帯が目立ちます。
恐ろしいゾンビのはずなのに、どこか抜けていて、おっちょこちょいな兄弟リスのゾンビ。その強さは、チョッパーに一撃で殴り飛ばされたほど弱かったです。
かなりチョイ役な上、リスの体の中にいた魂自体は人間のおっさんだったリスキー兄弟。そんなマイナーなキャラにもかかわらず、フィギュアやラバーストラップ、ぬいぐるみなど、しっかりとグッズ化されています。どちらが兄で、どちらが弟なのかは不明ですが、個人的には覆面をしたリスのほうがかわいくて好きでした。
尾田栄一郎氏の描くスタイル抜群の美男・美女のキャラもいいですが、バリエーションに富んだマスコットキャラたちもかわいくて、今回紹介したキャラ以外にも好きな読者は多いと思います。物語は佳境を迎えようとしていますが、今後もかわいらしい動物キャラがたくさん登場してくれることを願いたいですね。