■第6位『からくりサーカス』(4.5%)

 鳴海パートと、勝&しろがねパートと、主人公が章ごとに入れ替わり、全く異なる2つの物語が徐々に1つに収束していくかたちをとっている。複雑すぎる主人公交代劇が描かれた『からくりサーカス』を選んだ人からは、「すべてが緻密で伏線回収が見事な漫画でした。主人公が2人いるのにもきちんと意味があった」(45歳・男性)、「壮大な世界観で、新たな事実が発覚するたび鳥肌が立った」(40歳・男性)といったコメントが寄せられた。

■同率第6位『MAJOR(MAJOR 2nd)』(4.5%)

 茂野吾郎のリトルリーグ時代から大人になるまでの野球人生が描かれており、『MAJOR 2nd』では吾郎の息子の大吾が主人公となる。「2nd」にも吾郎は登場するので、大人になっても野球と関わり続ける吾郎の姿を見られるのも嬉しい。

 アンケートでは「息子のエピソードが見えたことで、吾郎の印象も変わる」(34歳・男性)、「主人公のその後の様子も知ることができるのが面白かったから」(30歳・男性)といった意見があった。

■第5位『20世紀少年』(5.5%)

 実写映画化もされた人気作で、主人公は「ともだち」の陰謀を崩すために立ち上がったさえない男性のケンヂ。物語の途中ではある出来事が起き、姪であるカンナが主人公となる。『20世紀少年』を選んだ人からは「いきなり主人公が交代し世界観が変わったのが意外で面白かった」(42歳・男性)、「熱烈ファンだった。この話は本当に各自のクロニクルが絡み合ってストーリーが進む。それが面白くて毎回ワクワクしながら読んでいた」(41歳・男性)といった意見が寄せられた。

■第4位『進撃の巨人』(6.5%)

 1巻からの主人公は巨人化の力を持つエレン・イェーガーだが、コミックス23巻からはマーレ国を舞台にした物語に。マーレ国側から見た歴史や問題など、それまでとは違った視点の物語が描かれた。『進撃の巨人』を挙げた人からは、「まったく予想できない展開ですごい」(44歳・男性)、「ラストの展開にしびれました!」(39歳・男性)といったコメントが集まった。

 なお、トップ3の結果は「主人公が交代した名作漫画ランキングBEST3」という記事で紹介しているので、そちらをご参照いただきたい。

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