■第1位 煉獄杏寿郎
そして、第1位に選ばれたのは炎柱の煉獄杏寿郎。26.0%もの得票率を集めた。
柱の中での最初の犠牲者として、上弦の鬼の強さと鬼殺隊の誇り高い生きざまを読者に印象づけた煉獄。また彼の戦いをメインに描いた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は日本映画史に残る大ヒットとなり、煉獄はその経済効果から「400億の男」とも呼ばれている。
戦いのさなかで上弦の参・猗窩座に鬼になるように何度も勧誘されるも、最後まで人間として誇り高く戦い、炭治郎に生きざまを説いた煉獄。ファンも炭治郎の姿に自身を投影し、煉獄の言葉に心が熱くなったという人が多かったようだ。
あまりに退場が早かった、人間的にも魅力あふれる煉獄。彼が若干20歳であり、まだまだ強くなれる資質があったことも彼の死が惜しまれる理由だろう。
選んだ人からは「柱の中心として戻ってきてほしい」(27歳・男性)、「亡くなるシーンを見て、もっと長く炭治郎たちと戦ってほしかったと思ったから」(34歳・女性)、「肉体の全盛期を見たかった」(33歳・男性)、「柱の中でも死ぬのはかなり惜しいキャラ」(31歳・男性)、「あんなに立派な志の人はいない!」(39歳・女性)、「生き返ったら一番盛り上がりそうだから」(17歳・男性)という声が集まった。
煉獄は、多くの人にとってまさしく生きるお手本にしたい、立派な人物だったということだろう。
このほか4位以降にも、印象的な生きざまを見せたキャラクターたちの名前が多く寄せられた。しかし順位だけでは彼らの生きざまの尊さは語れない。彼らの生と死に、我々は勇気づけられ、前に進めるのだろう。