『週刊少年サンデー』(小学館)での連載開始から20年以上が経過した今も、多くのファンから愛され続ける、雷句誠氏による人気マンガ『金色のガッシュ!!』。孤独な学生生活を送る中学生・高嶺清麿が、魔物の子ども・ガッシュと出会ったことをきっかけに、1000年に一度、人間界で開催される魔界の王様を決める戦いに身を投じていく物語。2022年3月14日にシリーズ続編の『金色のガッシュ!!2』が配信されることが発表され、大きな話題を呼んでいる。
本作の見どころといえば魔物と人間がパートナーを組み、魔本を通じて術を発動させながら戦うというお互いの絆が試されるバトルシーン。どんなに強い魔物も、魔本と人間の協力がなければ戦うことすらできない。この設定によって単なるバトルマンガにとどまらない、ヒューマンドラマとしての深みが描かれている。
とくに、ガッシュはこの戦いで優しい王様になることを宣言。作中ではその言葉通り弱きを助け、強きをくじくなど、自身の目標を体現するかのような戦い方を見せたのが印象的だ。
そんなガッシュが術を発動させる呪文には「ザケル」「ラシルド」「ジケルド」など、さまざまなバリエーションが存在。今でも空で言えるという方も多いのではないだろうか。そこで今回は続編『金色のガッシュ!!2』の配信決定を祝して、過去の作品でガッシュが用いた数々の呪文を振り返ってみたい。
■【1】ザケル
作中で最も使用回数の多い、初級の呪文。口から電撃を放つという非常にシンプルなものだが、1話では学校の屋上の一部を粉砕するほどの威力を放っていた。
■【2】ラシルド
ザケルの次に使えるようになった呪文で、地面から電撃の盾を出すという“守り”に使うもの。作中では敵の攻撃を防いだり、跳ね返す際によく使用される。
■【3】ジケルド
スピードの遅い光の球体を口から放つ呪文で、金属がある場所以外では使えないという条件つき。これを放たれた相手は金属に張りつき、体を拘束されてしまう。
■【4】バオウ・ザケルガ
巨大な龍のかたちをした電撃が相手に向かっていく、連載初期から中期にかけての最大呪文。パートナーである清麿の心の力が十分であるときのみ発動が可能。
■【5】ザケルガ
口からビームのような電撃を発射する呪文。貫通力に特化しており、相手に効率的にダメージを与えることが可能に。
■【6】ラウザルク
一時的にガッシュの身体能力を大幅に向上させる強化呪文。術を発動している最中は気絶していることの多いガッシュだが、ラウザルクは意識を保ったまま発動できた。
■【7】ザグルゼム
物体や相手など、自分以外の対象に強い電気を蓄積させる呪文。蓄積されたエネルギーは、さらに強い電撃を引き寄せる性質を持っているため、ザグルゼムを連続使用して電撃を増幅させることも可能。