1997年7月から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、コミックス101巻の全世界累計発行部数が4億9000万部を超える尾田栄一郎氏による大ヒット漫画『ONE PIECE』(集英社)。同作の魅力は見ているだけでワクワクするようなシンプルながら緻密な絵柄、仲間の絆を感じるストーリーなどさまざまあるが「悪魔の実」の能力者たちによる能力バトルも忘れてはならない魅力の一つだ。
どう生育し、どう収穫されるのか謎に包まれているが、一口かじれば不思議な能力が身につく果実「悪魔の実」。超人(パラミシア)系・動物(ゾオン)系・自然(ロギア)系の3つの系統に分かれた悪魔の実の存在やその制約が、物語を一層面白くしている。
そこで今回は『ONE PIECE』読者の10代から40代の男性200人にアンケート調査を行い、「使ってみたい悪魔の実の能力」について聞いてみた。危険と分かりつつも一度は食べてみたい禁断の果実、人気が集まったのは果たしてどの能力だったのだろうか。(アンケートサイト「ボイスノート」強力)
■「保険に」という声が多かった「ヨミヨミの実」
まず、第3位に選ばれたのは8.5%の得票率を集めたヨミヨミの実だった。
麦わらの一味の音楽家・ブルックがヨミヨミの実の能力者。これは死亡しても一度だけ蘇生することができるというもので、ルンバー海賊団の全滅で仲間とともに死んだブルックはひとり生き返った。しかし、魂が戻るのが遅かったため体が白骨化してしまい、ガイコツの姿となってしまった。
生命の倫理を超えた能力に、選んだ人からは「一回死んでも生き返れると思うとムチャができそう」(16歳・男性)、「不慮の事態に備えたいから」(44歳・男性)、「長生きしたい」(40歳・男性)というコメントが。孤独な人生は送りたくないが、生きてさえいればいいことがあるかも?