12月28日は、1992年から2004年まで『マーガレット』(集英社)で連載され、2005年と2007年にTBS系でドラマ化され大ヒットを記録した神尾葉子氏による名作漫画『花より男子』の主人公・牧野つくしの誕生日でもある。
少女漫画には、最終的に相手役となる男性の他にも魅力的な男性が現れ、2人の間で主人公が揺れ動く、という三角関係の構図が多く描かれる。タイプの違う男性の間で悩む主人公の姿に、つい共感してしまうという経験のある読者も多いだろう。
2大人気キャラである道明寺司と花沢類のどちらかを選ばなければならないとしたら……というのは当時の読者にとっては究極の難題。そこで今回は牧野つくしの誕生日を記念して、『花より男子』をテーマにアンケート調査を実施。『花男』リアル世代と思われる30代から40代の女性読者200名に、「道明寺司と花沢類の、どちらとつきあいたいか」という設問に答えてもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■性格が真反対な2人
まず、2人のキャラクターをおさらいしよう。
道明寺司は学園を牛耳る“F4”と呼ばれる御曹司4人組のリーダーで、英徳学園の独裁者と恐れられている。お金持ちのお坊ちゃんらしくわがままでケンカっ早い性格で、典型的な「俺様」タイプのキャラクターだ。その一方で自分の信念を貫くまっすぐさや純粋さももっており男らしい性格と言えるだろう。ドラマでは松本潤が好演。彼の人気にさらに火をつけることとなった。
花沢類も同じくF4のメンバーだが、直情型の道明寺とは異なり、あまり感情を表に出さないクールでマイペースな性格。芸術センスに優れておりバイオリンを好んでひく一面もある。物語ではつくしに恋をし、どんなときにもつくしを守るために駆けつけるという王子様キャラとして描かれた。ドラマ版で彼を演じたのは小栗旬だ。
なお、2人が親友同士であることが物語をさらに複雑にしており、最終的にどちらと結ばれるのか読者もドキドキしながら見守ったことだろう。