コミックス累計発行部数が1億5000万部を超える吾峠呼世晴氏による大ヒット漫画『鬼滅の刃』(集英社)。今回ふたまん+では、同作のヒットの理由や共感するキャラクターについて、アニメ好きの女性5人に話を聞いた。
今回話を聞いたのは、『週刊少年ジャンプ』の連載開始時からのファンだという古参読者のAさんとTさん、アニメのリアルタイム視聴をきっかけに今では原作漫画やファンブックを集めるなど同作を追っているというMさん、家族やSNSでの評判をきっかけにアニメ視聴を始めたというIさんとYさんの5名。さまざまなアニメや漫画のジャンルを「通ってきた」彼女たちにファンの声を聞いてみた。
ーー『鬼滅の刃』の面白いところやヒットの理由はなんだと思いますか?
Iさん 子どもたちがハマっているよね。知り合いの子どもは2歳なのに「禰豆子、禰豆子」って言ってるし。姪もまだ小さいのにアニメを見ているみたい。グロテスクな描写もあるからちょっと心配だけど。
Tさん なぜこんなに一般ウケしたのか。やっぱり恋愛とかじゃなくて兄妹を描いたところが大きいんじゃないかなと思いますね。
Aさん テーマが兄弟とか家族愛ってジャンプっぽくないよね。
Mさん 敵である鬼が、元人間で完全悪ではないっていうのも同情を誘う!
Tさん 『鬼滅の刃』は、作者はあらかじめ完結を決めて進んでたんじゃないかと思う。展開を引き伸ばさずにサッと終わったところが好印象。23巻というのが読みやすいよね。
Yさん 漫画に興味がない上司も瞬く間に沼に落ちていったから面白かった(笑)。映画も一人で5回も観に行っていたからびっくりしたよ。
Mさん 漫画が独特なタッチが読みづらいという人もいるみたいだけど、その点アニメになって画面が分かりやすくなった点も魅力だなと思います。