鳥山明氏による人気漫画『ドラゴンボール』(集英社)はバトル漫画だけあって、個性豊かな強いキャラクターたちが活躍。しかし、バトルシーンで活躍する女性キャラは限られている印象がある。そこで今回は、漫画の作中に登場した女性キャラに関するアンケート調査を実施。10代から40代の男性読者300名を対象に、『ドラゴンボール』の中で「一番“強い”と思う女性キャラ」を挙げてもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
■強さを示すのは“腕力”だけじゃない?
まず第3位(11.7%)にランクインしたのは、意外なことに「ブルマ」だった。カプセルコーポレーションの社長令嬢であり、自身もいろんな発明品を作り出した天才的な頭脳の持ち主だ。
作中での“戦闘シーン”は皆無の彼女だが、選んだ人からは「一番肝が据わっている」(27歳・男性)、「どんな強い相手にも意見ができる度胸」(39歳・男性)など、強靭なメンタル面を高く評価する声が目立った。
また「実家に圧倒的な財力があり、夫はあのベジータ」(31歳・男性)といった意見もあったように、彼女の社会的なバックボーンも強力。腕っぷしの強さはともかく、『ドラゴンボール』の女性陣の中で、ある意味“最強の勝ち組”なのは彼女なのかもしれない。
■誰も勝てない!? 「最強のメカっ子」
続いて第2位(24.7%)に支持されたのは「則巻アラレ」。もともとは鳥山明氏の別作品『Dr.スランプ』からやってきたゲストキャラというイメージだが、公式解説書『ドラゴンボール大全集』の年表に製造年が記載されているなど、れっきとした『ドラゴンボール』世界のキャラクターの1人である。
則巻千兵衛が開発したロボットのアラレは、『ドラゴンボール』のコミック3話分にわたって活躍。悟空ですら苦戦したレッドリボン軍のブルー将軍を簡単にふっ飛ばすなど、持ち前のパワーを存分に見せつけた。
そんなアラレちゃんは『Dr.スランプ』のメインキャラということもあり、選んだ人から「ギャグ漫画補正がハンパなさそう」(37歳・男性)、「地球が割れるのは強い」(20歳・男性)、「どんな攻撃も無邪気に受け流しそう」(43歳・男性)といった声が続出。ギャグ漫画出身のキャラクターだけに「コイツは別格」として挙げたという人が多かったのもうなずける。
なにより「絶対に手加減しなさそう」(47歳・男性)という部分が、彼女を敵に回すと恐ろしいと感じるポイントなのだろう。