■第3位はまさかの一般人!?

 鳥山明氏の作品を代表する最強候補2名に続き、第3位(11.7%)に支持されたのは、秋本治氏のギャグコメディ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公「両津勘吉」だった。

 トップ2が「魔人」「ロボット」だったのに対し、両さんはあくまでただの一般人。角刈りの頭に太い眉毛が特徴の警察官だが、バトル漫画のキャラクターに負けないくらいのタフな体の持ち主でもある。

 ふつうの人間なら死んでしまいそうな場面でも、両さんの強靭な肉体はいつも無傷。『こち亀』の30周年記念本『超こち亀』には、鳥山明氏の『ドラゴンボール』とのコラボ漫画が掲載されており、あの強烈な内容が印象に残っている人も多いのかもしれない。

 それは「こちらナメック星ドラゴン公園前派出所」というタイトルのコラボ漫画で、両さんがナメック星に転勤するというストーリー。そこで出会ったフリーザに堂々とケンカを売り、フリーザの連続エネルギー弾を食らっても両さんは服がボロボロになるだけで無傷。あまりのタフさに驚いたフリーザは宇宙船で逃げ去り、それをこっそり見ていたベジータも衝撃を受ける……という内容だった。

 そんなifストーリーはともかく、現代を描いたギャグ漫画のキャラクター・両さんを選んだ人からは「人間なのに何があっても死なない不死身の体」(38歳・男性)、「ゴキブリ並みの生命力と言われていたが、どんな状況でも死亡フラグが立たない気がする」(39歳・男性)、「死ぬ場面がいっさい想像できない」(45歳・男性)などのコメントが続出。純粋な最強キャラというより、「死にそうにない」という一点で多くの支持を集めていた。

 振り返るとトップ3は「ジャンプ作品」のキャラクターが占め、トップ13の中にもジャンプの作品が目立つ結果に。そんな中『刃牙』シリーズの「範馬勇次郎」、小説が原作のアニメ『転生したらスライムだった件』の主人公「リムル・テンペスト」などが健闘していた。

 あなたが思い浮かべる「死にそうにないキャラ」は、今回のトップ13の中に入っていただろうか?

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp/

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『死にそうにない最強キャラ』ランキング結果