2021年4月11日、ゴルフ界に新たな歴史が刻まれた。
「アメリカのジョージア州・オーガスタ・ナショナルGCで開催された『マスターズ』で、松山英樹(29)が優勝しました。マスターズは全英オープン、全米オープン、全米プロにならぶ4大メジャー選手権の一つで、日本人がメジャー制覇するのは史上初の快挙です」(全国紙運動部記者)
記録に残る日本人ゴルファーのメジャー初挑戦は1932年の全米オープン。実に89年にわたる悲願達成となった。
「松山は10年前の2011年に、マスターズに初出場し、27位でアマチュア最高順位であるローアマチュアを獲得。以来、2015年の5位が最高成績だったが、10年越しで同大会を制覇しました。尾崎将司、青木功、中嶋常幸といった日本を代表するスタープレイヤーでも達成できなかったメジャー制覇だけに、日本のゴルフ史上最大の偉業と言えます」(専門誌記者)
現在、週刊誌『週刊大衆』で『球追う日日』(原作:十升八九)を連載、『Dr.タイフーン』(原作:高橋三千綱)や『風の大地』(原作:坂田信弘)など多数のゴルフ漫画を描いてきた漫画家のかざま鋭二氏も松山の偉業を絶賛。
今回、『ふたまんプラス』に、松山選手の特別描き下ろしイラストを提供し、祝福してくれた。
「松山英樹のマスターズ優勝と渋野日向子の全英オープン優勝。どちらも日本のゴルフフアン待望の偉業だ。あえて言えば、渋野の全英オープンは“勝っちゃった”というニュアンスが強いが、松山のマスターズ優勝は、何年も追い続けて手にした優勝だけに、その価値は特筆ものだと思う」
松山の優勝後には、「リアル『風の大地』ですね」「風の大地の先を行っている」といった書き込みがSNSにあふれ、『風の大地』の主人公・沖田圭介と松山を同一視する声が寄せられていた。
そして、かざま氏は松山へさらなる大きな夢を期待する。
「松山がこのゴルフへの情熱、執着心、日夜の鍛練が続く限り、それこそ日本人による初のグランドスラマーと言う希望が広がる。現在29才、2年でワンタイトルをとれば、6年で全米プロ、全米オープン、全英オープン達成という目標は、今や夢ではなくなったと思うし、松山英樹自身の目標の中に、すでにあると思う。6年後なら私もまだ健在のはず(笑)。この予想、必ず達成してくれると思う。先ずは第一歩のマスターズ優勝、メチャクチャおめでとう!」
マスターズを制し、名実ともに達人(マスター)となった松山英樹。さらなる飛躍に期待したい。
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