■衝撃的な「合体数の多さ」

 一方、合体ロボとしての最大合体数はどれくらいなのでしょうか。「人が乗りこんで操縦する」「主人公クラスのロボット」などを条件とするならば、1982年3月放送開始の『機甲艦隊ダイラガーXV(フィフティーン)』のダイラガーを思い出します。

 このダイラガーはタイトルの通り、なんと15体合体を実現! 「それは多すぎるだろ」と、また別のツッコミを入れたくなりますが、異なる惑星出身のパイロットが5人ずつのチームを組んで操縦するという設定はかなり斬新でした。

 それぞれが「クウラガーチーム」「カイラガーチーム」「リックラガーチーム」として空・海・陸をモチーフにしているのも面白い点です。空海陸というと1980年放送の『宇宙大帝ゴッドシグマ』もありましたね(主題歌にならって海陸空というべきですが)。

 ちなみにダイラガーはその数の多さゆえ、15体すべてがそろっていなくても合体して戦うことが可能。合体ロボットモノとしてはなかなか柔軟な設定になっていたのも印象深いです。

 そのほか単純な合体数の多さでは『戦国魔神ゴーショーグン』に登場した敵ロボット「ゴッドネロス」(35身合体)や、『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』に登場した「超魔竜ドボルザーク」(501体合体)、『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』に登場する「真ドラゴン」(無数)、『トップをねらえ2!』に登場する「ダイバスター」(億単位)なども印象的ですが、後半になればなるほど合体ロボットと呼ぶにはちょっとムリがあるような……。

 というわけで、今回は個人的に思い出深い合体ロボットについてご紹介しましたが、まだまだ語りたい機体はたくさんあります。もちろん、ロボットアニメ好きの皆様それぞれに思い入れのある合体ロボットが存在することでしょう。今後も合体ロボットアニメが多数制作されることを願って、定期的に合体ロボットの話題で盛り上がりたいところですね!

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