『モーニング』17号(講談社)
『モーニング』17号(講談社)

 3月25日発売の『モーニング』17号(講談社)で、新型コロナウイルスに罹患していた島耕作がついに発熱した。表紙では「38.9度」という高熱であることが描写され、顔色を悪くした島耕作が発熱に苦しむ姿が描かれており、読者に衝撃を与えた。

 同誌にて連載中の弘兼憲史氏による『島耕作』シリーズは、1983年から続く団塊の世代の主人公・島耕作のサラリーマン生活や日本経済の動向を描いた長期連載作品。日本経済の成長期からバブル期を経て、現代に至るまでの世相を反映した人気シリーズとなっており、現在、島耕作は会長を退任して相談役として『相談役 島耕作』のタイトルで連載中。

『モーニング』14号の36話では、世に新型コロナウイルスが蔓延する中、元部下の発症を経て自身の味覚に違和感を感じた島耕作。このときはまだ体調に変化はないようだった。

 続く37話では、PCR検査で陽性と判定されるも、嗅覚と味覚の異常以外に症状はなく、元気な様子で都内の宿泊療養施設で療養をしていた。

 この展開を受け、タレントの中川翔子(35)も2月25日、自身のツイッターで「島さん心配です。どうか後遺症なく無事回復されますように」と体調を案じていたが、今回ついに発熱するという衝撃の展開となってしまった。

 さっそく最新話を呼んだファンからは「先週までは元気そうだったのに」「島耕作さん、リアル路線を追求しすぎ……」「この表紙はどうしても心配になってしまう」「まだ元気でいて欲しいです」と心配する声が続々と寄せられた。

「島耕作(相談役)」の公式ツイッターアカウントも「これは、バッドモーニング。 中身は取材に基づいた真面目なお話になっております」とコメントしていた。弘兼氏による取材で、かなりリアルな描写になっているという。

 日本一有名なサラリーマンである島耕作も73歳。重症化のリスクも高い年齢であることから、今後の展開に長年の作品ファンも不安な気持ちを隠しきれないようだ。

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