『セーラームーン』に『エヴァ』声優・三石琴乃が長期作品の苦労告白「前はもうちょっとピチピチしてたって…」の画像
画像は「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』」公式サイトより

 アニメ「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』前編」が1月8日からいよいよ公開。同作で主人公・月野うさぎ役を務める声優・三石琴乃が1月5日放送の『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)にゲスト出演し、『美少女戦士セーラームーン』シリーズや葛城ミサト役を務める『新世紀エヴァンゲリオン』の裏話を披露した。

 この日の番組では、“大人気声優”を深堀りしていく企画「声優コレクション」を放送。勝田声優学院の同期で、『エヴァ』や『機動戦士ガンダムSEED』『ドラえもん』など数々の作品で共演する関智一(48)のMCのもと話を展開。『エヴァ』のミサト役はオーディションで決定したそうだが、実は三石は惣流・アスカ・ラングレー役のオーディションも受けていたとか。それだけではなく、関は同作で鈴原トウジ役を務めているが、オーディションでは主人公の碇シンジ役も受けていたとか。もしかするとミサトはアスカ、トウジは碇シンジになっていた可能性もあったようで、三石も「そっちもパラレルワールドでやったらいんじゃない!?」と笑顔を見せた。

 1995年にテレビアニメがスタートし、1月16日に完結作となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開を控える『新世紀エヴァンゲリオン』。長く続く作品だからこその苦労もあるようで、三石は「前のテレビシリーズのことは忘れて“今の三石琴乃”として臨んだら、(スタッフに)『違う、違う』と……」とダメ出しをされたと告白。「前はもうちょっとピチピチしてた。声がツヤツヤしてた」と言われてしまったそうで、「あったりまえじゃないか!」と反発したものの新劇場版では「昔の自分のものまね」としてアフレコに挑んでいると明かした。

 そして次の話題は、『セーラームーン』の決めゼリフに関して。独自の言い回しがある「月にかわっておしおきよ!」というセリフについて、三石は「見得を切る“愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーン”っていうのが割とゆっくりと尺があったので、普通に言うと余っちゃうから、時代劇を参考に」と『水戸黄門』などを決めゼリフの参考にしたと明かした。

 そのほか、三石が実際に使用し、ビッシリとメモ書きがされた『セーラームーン』第1話の台本や、オーディション用に用意された、原作の竹内直子氏による設定イラストなど貴重なアイテムの数々が披露されたこの日の番組。大人気アニメの裏側に、視聴者から「テレビに出るのも珍しいのに、こんな裏話まで語ってくれるなんて感動!」「三石さんが演じるアスカも見てみたかった」「まさか関さんまで別のキャラを!?」「セーラームーンが時代劇と関係性があったなんて衝撃……」「やっぱ三石さん最高すぎる!」といった驚きの声が続出していた。