5月16日、児童書の人気シリーズを原作とした映画『若おかみは小学生!』がNHK Eテレにて初放送された。その内容の奥深さに多くの視聴者が心動かされ、ツイッターにトレンド入りを果たした。
『若おかみは小学生!』は、原作・令丈ヒロ子氏、絵・亜沙美氏による、累計発行部数300万部を超える児童文学シリーズで、交通事故で両親を亡くした主人公・おっこが、祖母が営む温泉旅館で若おかみを目指して奮闘するという物語。2018年4月よりNHKにてアニメが放送されており、おっこ役を子役出身の女優・小林星蘭(15)が務めたことでも話題を集めた。
今回テレビで初放送となった劇場版では、これまで原作やテレビアニメ版で描かれてこなかった、おっこと事故で亡くなった両親の物語も描かれ、物語の奥深さにSNSは騒然。「内容の濃い構成と綺麗な映像、爽やかで邪悪さの無い感動的なストーリーが秀逸」「こんなお話しだったんですね 泣けました」「自分も頑張ろうって思えた」「こんな素敵な映画をこれまで見てなかったことを後悔」「児童文学、侮れん」と絶賛する声が相次いだ。
また、主人公・おっこの声を演じた、当時13歳の小林の演技力の高さに驚いた人も多いようで「おっこ役は上手い声優だと思ったら星蘭ちゃんなのか!」「小林星蘭さんがおっこそのものと感じるくらいの演技力で引き込まれました」という感想も目立った。
劇場版の放送に、アニメ『銀魂』で主人公・坂田銀時役で知られる声優の杉田智和も「若おかみがいつも以上に刺さるよ」としみじみとツイートしていた。
「杉田さんは、劇場版公開時の2018年にも、映画の半券の写真とともに『涙で前が見えなかった。いい映画だ』と同作を絶賛。また自身のインターネットラジオ番組『杉田智和のアニゲラ! ディドゥーーン!!!』でも小林さんの演技力を高く評価していました。プロの声優も認めるキャストの演技と物語の奥深さに、放送を見逃した人からも興味が集まっているようです」(アニメ誌ライター)
おっこ役の小林もツイッターで「老若男女問わず、1人で観ても誰かと観ても楽しめる。『誰も拒まない、全てを受け入れて癒してくれる』ような作品だと思っています」とオススメする『若おかみは小学生!』。初のテレビ放送で、多くの人に感動を与えたようだ。
若おかみがいつも以上に刺さるよ。
— 杉田智和/アジルス (@sugitaLOV) May 16, 2020