大原優乃
大原優乃
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 あどけない顔とボディのギャップを武器に、一気にグラビア界の頂点に駆け上がった大原優乃さん。女優としても活躍し、来年1月9日から放送されるテレビ東京系ドラマ『ゆるキャン△』にも出演が決定。今年20歳になった彼女が芸能活動に対する思いやプライベートでの夢を大告白。

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ーー今、若い人を中心に第二次キャンプブームが到来しています。その火つけ役であり、牽引しているといわれている、あfろ氏による250万部突破の大人気コミック『ゆるキャン△』(芳文社)が来年1月から実写ドラマ化されます。

大原 はい、私も「各務原なでしこ」役で出演させていただいています。

ーー原作コミック(8巻まで)は読まれましたか?

大原 全巻、読みましたよ。もともと、2018年に放送された、アニメ版『ゆるキャン△』がすごく好きな友達から『ゆるキャン△』とコラボしたキャンプグッズが、即完売するほどの人気があるんだよ、と聞いていまして、作品のことは知っていたんです。

ーー読者のために、どういう物語なのか教えてください。

大原 キャンプが大好きな女子高生たちの日常を描いています。お話が急転することもなく、ずっとほのぼのしていて、それが成立するのがすごいなと思うと同時に、すごくキュンとしちゃいました。読めば、きっとキャンプに行きたくなると思いますよ(笑)。

ーーキャンパー(キャンプをする人)にはたまらないドラマになりそうですね。

大原 ぜひ、ご覧になってください。でも、撮影前は、こんなにかわいく演じられるかなって、プレッシャーを感じていたんです。

ーーそれは、どうして?

大原 なでしこはすごく活発で元気な女の子で、愛されキャラなんです。これまでは、内向的で自分に自信がないっていう、わりと素の私に近い役が多かったので。でも、オーディションを受けさせていただいたとき、絶対に、この役はやりたいなと思ったんです。女優として挑戦にもなりますし、どこまでできるか、すごくワクワクしています。

ーーちなみに、大原さんはプライベートで、キャンプに行ったりするんですか。

大原 事務所のスタッフさんたちと2~3回行ったことがありますよ。でも、スタッフさんの中の一人が、すごいキャンパーで、テントとか、何から何まで全部準備してくださって。私は着替えと遊び用の水鉄砲を持っていったくらい(笑)。撮影を機に、私もキャンパーになりたいですね。アウトドア用のお洋服もかわいいと思ったので、楽しみです。

ーーじゃあ、どこかのキャンプ場で、大原さんに会えるかもしれませんね。お芝居の仕事も順調ですが、10月に発売されたセカンド写真集『吐息』(集英社)も、発売してから即重版が決定したほどの大ヒットになりました。

大原 ありがとうございます。今回は“10代最後”というテーマで、私の地元の鹿児島県などでロケを3回に分けて、4か月の時間をかけて撮りました。

ーー撮影前に体作りとか、されたんですか?

大原 ロケとロケの間が、全部、期間が空いていたので、毎回、同じ自分だと、ちょっとつまんないって思って、前髪を10センチくらいカットしたりとか。ロケが進むにつれて、体に変化があったら面白いんじゃないかと思って、パーソナルジムに通いました。もともと、お尻にボリュームがないのがコンプレックスだったんですけど、これを機に腹筋とお尻を重点的に鍛えたんです。

ーーおおっ、その努力が作品に反映されているんですね。ところで、今回の写真集のタイトルは大原さんがつけたと聞きました。

大原 はい、本当に頭を抱えて必死に考えました(笑)。カメラと私の距離だったり、私との心の距離がすごく近い写真集になっているなと思うので、それこそ“吐息”が聞こえるような写真集になっているよ、っていう気持ちを込めました。

ーー真心がこもった写真集というわけですね。写真集が発売される3日前、10月8日に20歳になって、11月4日で芸能界デビュー10周年を迎えました。

大原 当初はここまで仕事を続けられるとは思いませんでしたね。振り返ると、すごく長かったなっていう印象があって(笑)。10歳の頃から芸能活動をさせてもらって、お仕事で何かがあると子ども扱いされるのが、すごく悔しかったんです。

ーープロ意識の高さの表れなのかな?

大原 というか、私、すごく負けず嫌いなので(笑)。どうして大人と同じように、厳しい言葉をかけてもらえないんだろうって、思っていたんです。だから、早く大人になりたいなって、ずっと考えていて。20歳になって責任を自分で、取れるようになったことがうれしいと同時に、これまでお世話になった方に恩返しができるスタートラインに立てると思いました。

■「20歳になって、鹿児島県民として車の免許は取りたい」

ーーしっかりしてますね。20歳になって、およそ2か月が経過しましたが、何か変わったと実感したことはありましたか?

大原 スマホを替えたときに保護者の印鑑を押す必要がなくなったりとか、年金のお知らせが届いたりとかしましたが、自分自身は何も変わってないですね(笑)。

ーーハハハハ。じゃあ、20歳になると、いろんな意味で、できることの幅が広がると思いますが、これは実現したい、と思っていることはありますか。

大原 自動車の運転免許を取りたいですね。地元の鹿児島県は車社会で、地元の人間は必ず取るという感じなので、“鹿児島県民として車の免許は取りたいな”って(笑)。東京で乗ることはないと思いますけど、同世代の友達がわりと持っていて、かっこいいなと思って。

ーー頑張ってください。でも確か、自転車にも乗れないと聞きましたが……。

大原 実は、そうなんです(笑)。初めて自転車に乗る練習をしたのが、中学生のときで、それまで乗ってこなかったので、なかなか……。先日、20歳のバースデーイベントの企画で、2時間、練習をみっちりやったんですけど、乗れなかったんです(苦笑)。体の至るところがあざだらけになって、筋肉痛にもなっちゃって。もう、本当に悔しかったんです。

ーー大原さんなら近いうちに乗れるようになりますよ。運転免許を取りに行くのとかは、基本的に仕事がない日しだと思うんですけど、ふだん、休日はどんなことをしているんですか。

大原 これまでは、休日ができると自分のメンテナンスをしなきゃいけないと思っていたんです。美容室とかトレーニングとかを最優先にして、あとは寝て、一日が終わるっていう(笑)。

ーー大原さんの肉体美は、そういった努力で作り上げられたんですね。

大原 でも、お芝居のお仕事をやらせていただくようになって、その生活を続けていると、自分の引き出しが、いつか足りなくなるんじゃないかという危機感を感じたんです。感情のレパートリーだとか、特技とかを増やしたくて英会話を習い始めました。あと、生け花にも興味があって、母がもともと習っていたんですが、私が差し入れとかで、いただいた花をすぐ生けてくれて、その姿を見ていて、女性としてすごくステキだな、やりたいなと思ったんです。

ーー大原さんが着物姿で花を生けていたら、男性陣はみんなメロメロになっちゃいますね。ちなみに、大原さんは、どういう男性が好みのタイプなんですか?

大原 私が優柔不断なので、引っ張ってくれる人がいいですね。「ごはん、何がいい?」って聞かれたら、私は「何でもいい」って答えちゃうダメなタイプなので、「ここ行こうっ!」って言われたら、走ってついて行きますよ(笑)。

ーーかわいい! 初めてのデートは、どこに行きたいですか。

大原 お互い意識しちゃって、あまり話せないと思うから、最初は映画館に行くのとか、いいですね。

ーーどんなジャンルの映画を観るんでしょう?

大原 恋愛ものは恥ずかしくなっちゃうし、ホラーは苦手なので、これら以外でお願いしたいですけど、相手から「これを観よう」って言われたものを観たいですね。映画館以外にも、ここに行きたいという場所は? 

大原 遊園地とかに出かけるっていうよりは、私がインドア派なので、お家でゲームとか、まったりするのがいいですね。

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 その落ち着いた話しぶりからは、20歳とは思えぬ大人っぽさを感じさせてくれた大原さん。ときおり見せる笑顔は、とてもかわいくてチャーミングでした。

大原優乃/おおはら・ゆうの
1999年10月8日、鹿児島県生まれ。T154。2009年に『Dream5』のメンバーとしてデビュー。14年に『ようかい体操第一』が大ヒットし、同年の『NHK紅白歌合戦』に出演。同ユニット活動終了後、17年に『週刊プレイボーイ』でグラビアデビュー。18年には日本で最も表紙を飾った女性タレントとなり、第5回カバーガール大賞を受賞。女優としての活動も目立ち、出演作にドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』、映画『4月の君、スピカ』など

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