11月20日、スキューバダイビングを題材にした人気漫画『ぐらんぶる』(講談社)が、2020年初夏に実写映画化されることが発表され、ファンの間で物議を醸している。
同日、ワーナー・ブラザースジャパンの公式ツイッターは、「我々、ワーナー・ブラザース映画は、大ヒット青春コミック『ぐらんぶる』を、2020年初夏に真面目に(裸で)映画化することを誓います」と来年初夏の映画公開を宣言。
続けて「スクリーンの限界に挑むのは英勉監督!」「そして裸必至!なキャスト陣は……この写真がヒント!」とツイートし、二人のキャストの後ろ姿の画像を公開した。
漫画『ぐらんぶる』は、原作を『バカとテストと召喚獣』で知られる井上堅二氏、漫画は吉岡公威氏が担当。大学に入学したばかりの主人公の北原伊織は、男だらけのスキューバダイビングサークルに強制的に加入。しかし伊織も、すぐに服を脱いだり飲み会ばかりしているサークルのノリに染まり、次第にダイビングの魅力にハマっていくという内容だ。11月22日発売の14巻で累計発行部数は440万部を突破する人気ギャグ漫画で、18年にはアニメ化もしている。
今回の実写映画化にともない、原作の井上堅二氏は映画の公式サイトで、同作の構想段階から「実写化してイケメンの股間を見るんだ!」という夢を抱いていたと告白。さらに「協力してくれた関係者の皆様に感謝を、そして出演する被害者の皆様に心からの謝意を送ります。本当に……色々とすみません!」と、いきなり謝罪のコメントを出した。
そして映画監督を務める英勉氏は、「“男子ってバカねっ”って映画を作ろうと思ったんですが、“男子ってバカ! ほんとバカ! クズ!”って映画になっちゃいました」「『ダイビングに賭ける青春と恋と友情。さあ、最高の海の世界へ』という宣伝が展開されると思いますが、違いますから。詐欺ですから。ぼくがホントの“全〇監督”かもです」とユーモアたっぷりに意気込みをつづっていた。
作中の大半は服を着ていないとまで言われている『ぐらんぶる』だけに、多くの原作ファンが実写化を心配。SNSでは「楽しみだけど実写化大丈夫?」「全編モザイク映像を流すのだろうか」「好きな作品だけどアレをどこまで再現できるか」「むしろ服を着てる時間のほうが少ないと思う」「劇場ってR-18な映画館でしょうか?(笑)」「主役の人がかわいそうな気がしてきた」といった声が上がった。
しかし、その一方で原作の井上氏のコメントを見て「原作者さんが“イケメンの股間を……”とか言ってる時点で期待する」「マイルドな学園ドラマになるんだろって思ってたら、作者がイケメン俳優の股間を見る気満々で安心」と期待を寄せる意見も目立った。
後ろ姿しか見えないイケメンキャストはいったい誰なのか、とても気になる!
< 宣誓!
— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) November 19, 2019
我々、ワーナー・ブラザース映画は、大ヒット青春コミック『ぐらんぶる』を、2020年初夏に真面目に(裸で)映画化することを誓います🙋♂️
スクリーンの限界に挑むのは英勉監督!
そして裸必至!なキャスト陣は…この写真がヒント!
誰!? 一体どうなる!? 我々は至って正気です!#映画ぐらんぶる pic.twitter.com/MaGOMktnJD
※画像はワーナー・ブラザースジャパンの公式ツイッターアカウント『@warnerjp』より