10月13日に『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)第7話「ワタシは熱血ヒューマギア先生!」が放送された。今回登場した体育教師型ヒューマギア・坂本コービー(海東健/40)に、視聴者から感動の声が続出した。
同作の舞台は人工知能搭載の人型ロボット・ヒューマギアが街を行き交う近未来。主人公の飛電インテリジェンス社長・或人(高橋文哉/18)は、手に入れた仮面ライダーゼロワンの力を使い、善良なヒューマギアを暴走させて人類滅亡を企むテロリスト「滅亡迅雷.net」と戦っていく。
そして第7話では或人のもとに、ある学校から「体育教師型ヒューマギアのコービーをリセットしてほしい」という依頼が入る。コービーは顧問を務めるバスケット部を強くしようと練習時間を過ぎてまで熱心に指導する熱血教師で、生徒からの評判は良い反面、受験を前にした子どもを抱える保護者からは不評を買っていた。その話を聞いた或人は、熱心に生徒と向き合うコービーを見て、「コービーの状態は正しいラーニングの結果だ」と、学校側のリセット依頼を拒否。もし次の試合に負けたらリセットする、という学校側の賭けに乗ったのだった。
生徒たちは、受験を前に1勝はしたいとコービーの指導に従って練習に明け暮れる。だが試合は、残念ながら惨敗。試合の帰りに悲しみを隠し切れない部員の1人が“バスケを辞める”と宣言すると、コービーは「諦めたらそこで試合終了ですよ」とバスケを続けるように説得していた。
正面から生徒と向き合っていくコービーの姿に、視聴者からは「コービー先生!! 泣けちゃいます!」「今時こんなにも生徒のことを思って接してくれる先生いないよ!」「コービーが監督の部活だったら入りたくなるね」と絶賛する声が。またコービーの放ったセリフは井上雄彦氏による名作バスケ漫画『SLAM DUNK』に登場するバスケ部の監督・安西先生の名言だったため、「コービー、スラダンからラーニングしたな」「コービー、スラダンのデータインストールしてるでしょ」「コービーも安西先生に続くくらい最高の監督だと思うよ!」といった反響が起こっている。
最終的にコービーは“滅亡迅雷.net”の迅(中川大輔/21)によってマンモスマギアに変えられてしまうが、ゼロワンに倒された後に生まれ変わってバスケ部へと戻る。バスケ部の部員も退部せず新入部員も増え、次の試合に向けて新たなスタートを切るのであった。
生徒のことが好きという気持ちに、ロボットと人間の差はないのかもしれない。