9月22日に放送されたアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)では、磯野家の父・波平が変わった動きをする場面があり、「なんだこの映像!」「さすがにシュールすぎる!」と視聴者から多くのツッコミを集めた。
この日最後に放送されたのは、季節ネタの「うれしたのしいお彼岸」という回。これは磯野家のみんなが休みの日の墓参りに出かけるというエピソードで、38個のおはぎを食べてお殿様に褒められたという磯野家の先祖・磯野藻屑源素太皆(いそのもくずみなもとのすたみな)の話題も登場した。
そして、数日。おはぎやお供え用のお花を持って墓場にやってきた磯野家は、さっそく墓石の掃除を開始する。「カツオとワカメは水とホウキを頼む」と、役割を指示していく波平。すると手桶に水を入れて持ってきたカツオが、なぜか急ぎ足で戻ってきた。波平はそんなカツオに「そんなに急がなくてもよい」とおだやかにほほ笑みかけるが、持っていた手桶に異変を発見。手桶には複数箇所に穴が空いており、汲んできた水が歩く途中で大量に漏れ出ていた。汲んだ水をむだにしないためにと、波平はカツオから手桶をうけとると、猛スピードでひしゃくを振り回して墓石に水を撒いた。
家族が微動だにしない中、「ヒッ! ヒッ! ヒッ! ヒッ!」と息を漏らしながら約3秒中に9回もひしゃくを桶に突っ込み水を撒くことに成功した波平だが、あまりにも珍しい動きだったことで、視聴者の間で「シュールすぎる」と話題に。「腕がめちゃくちゃ早く動いている!」「波平以外の家族たちが全員口を開けて見ているだけの姿が面白すぎ!」「波平だからより面白さが際立つな」「作画崩壊レベル! なんだこの動きは」「突然こんなシーンが出てきたら笑うしかないだろ!」といった声が続出した。
ご先祖様が“おはぎの食べた量”を語り継がれるのに対し、波平は“高速水撒き”が後世に語り継がれるかもしれない。