横浜流星
横浜流星

 壁ドン、顎クイ、頭ポンなど、女性がキュンとくる仕草を次々と生み出してきた少女漫画。現実では少し恥ずかしいようなキザなことをやっても、漫画から飛び出してきたようなイケメンならサマになってしまうあろう。そこで今回は、20~40代の女性200人を対象に、「少女漫画みたいな俳優は誰?」というアンケートを行った。

 第5位となったのは、山崎賢人(7%)。

 これまで『今日、恋を始めます』『L・DK』『ヒロイン失格』『orange』『オオカミ少女と黒王子』など多くの少女漫画を原作とする実写映画に出演している山崎賢人。チャラ系イケメンから正統派、ドS王子など演じるイケメンの幅も広く、少女漫画の実写化といえば山崎を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。さらに山崎は、2014年の流行語にもなった「壁ドン」ブームの火つけ役でもあり、映画『L・DK』でヒロイン・西森葵を演じる剛力彩芽への壁ドンは一躍話題となった。

 近年では『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』や『キングダム』など、少年漫画原作作品への出演が多いが、2020年には『ヲタクに恋は難しい』で重度のゲームオタク・二藤宏嵩を演じることが発表されている。ヒロイン・桃瀬成海を演じる高畑充希との不器用な恋の行方に注目が集まっている。

 第4位には三浦春馬がランクイン(8%)。

 三浦の女性向け実写化作品は2007年に公開された『恋空』、2010年の『君に届け』など、意外にも少ない。それでも4位にランクインしたのは、『君に届け』の風早翔太役で見せた王子様のような爽やかさが印象深いためだろう。実写映画化は原作ファンの間で物議を醸すことも少なくないが、風早を演じた三浦の演技は、原作者の椎名軽穂氏も「リアル風早」と太鼓判を押すほどだった。

 第3位には福士蒼汰が選ばれた(9%)。

 日本テレビ系ドラマ『きょうは会社休みます。』での年下イケメンや、映画『好きっていいなよ。』『ストロボ・エッジ』で演じたモテ男子にときめく女子多数。183センチの長身に甘いマスクの福士は、少女漫画原作の実写作品に起用されることが多い。

 ブレイクのきっかけは2011年から出演した『仮面ライダーフォーゼ』の主人公・如月弦太朗役で、明るいキャラで一本気な性格の如月を演じきったことで高い評価が集まった。現在放送中のドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)で演じるメガネのまじめなウェイター姿もハマっており、いろいろなタイプのイケメンを演じられることが福士の強みと言えるだろう。

 第2位に選ばれたのは横浜流星(10%)。

 今年1月クールに放送されたTBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』の由利匡平役でブレイクし、現在飛ぶ鳥を落とす勢いの横浜。少女漫画原作の映画にも多数出演しており、『honey』『虹色デイズ』などで高スペックなイケメン具合を見せつけた。中でも今年3月に公開された『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』では、第1作からキャストを一新された本作で、アメリカ帰りのイケメン・久我山玲苑を演じ、初の壁ドンにも挑戦。多くの女子をときめかせた。横浜の特技は極真空手であり、中学3年生のときには世界大会で優勝するなど、まさに漫画のような経歴の持ち主であるところもポイントだ。

 そんな横浜の色気が堪能できるのはシンガーソングライター・みゆはんの『恋人失格』のMV。彼女と部屋でいちゃつく横浜の姿にキュンキュンすること間違いなし。

 僅差で横浜・福士を抑え、栄えある第1位に輝いたのは吉沢亮(12%)。

 少女漫画実写化作品では、映画『ママレード・ボーイ』の正統派イケメン・松浦遊役、『あのコの、トリコ。』のマジメ男子・鈴木頼役などで大人気の吉沢が1位に選ばれた。「国宝級イケメン」とも言われる、漫画から飛び出したような顔面の造形美には、誰もが納得せざるをえないだろう。しかしながら、吉沢の得意な演技は、映画『トモダチゲーム』や『斉木楠雄のΨ難』などで見せたちょっとクセのある役や残念な三枚目の役だというから意外だ。2020年には映画『一度死んでみた(仮)』『さくら』の公開も控えており、吉沢フィーバーはまだまだ続きそうだ。

 納得のイケメンたちが名を連ねた今回のランキング。ちなみに、映画『オオカミ少女と黒王子』では、山崎賢人、横浜流星、吉沢亮の3人のイケメンを一度に楽しむことができる。

 他、上位には新田真剣佑松坂桃李、King&Princeの平野紫耀竹内涼真向井理らの名前が挙がっていた。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp/