『名探偵コナン』作中ドラマ『わたころ』に「フランクすぎ!」「人気出そう」とツッコミの声続出の画像
画像はアニメ『名探偵コナン』公式サイトより

 7月13日にアニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)第946話「呪いの宝石ボルジアの涙(前編)」が放送された。作中に出てきたドラマタイトルについて「フランクすぎる」「人気出そう」と視聴者の間で話題となった。

 ある日、建設会社社長の梅木と不動産会社の水沢は、管理地を巡回中に干上がったダム湖で車を発見する。車内から白骨化した佐伯由利という人物の遺体が40年ぶりに見つかり、遺体の腹部にはナイフが刺さっていた。

 40年前に制作されたヤマトテレビ創立5周年記念ドラマ『私が殺しました』の主演女優・朝比奈なぎさの付き人をしていた由利。当時ドラマの小道具として使われる予定だった宝石“ボルジアの涙”を由利が持ち逃げしたと噂されていたが、車内から宝石は発見されなかった。

 死体の発見を受け、“由利は事件の被害者”だと訴える由利の孫・佐伯菫は小五郎の事務所を訪れて事件を相談。小五郎は警察に電話して捜査状況を探るが、殺人と断定できないというのが警察の見解だった。相談を終えてコナンと蘭は菫を送りながら話を聞いていると、突然鹿屋建設顧問の鹿屋辰馬が菫に声をかけてくる。40年前にドラマの撮影をしたカメラマンだった鹿屋いわく、菫は40年前の由利にソックリだったそう。そこでコナンたちは、鹿屋の自宅に行って当時の話を聞くことに。

 コナンたちに、由利となぎさは姉妹のように仲が良かったと語る鹿屋。またドラマ自体が、録画ではなく生放送されたという当時のことを淡々と話してくれる。しかし鹿屋が次の話題を話し出そうとすると、「わたころは……」と突然謎の言葉が。「わたころって?」と疑問を投げかける蘭に、コナンはすかさず「『私が殺しました』の略だよね!」と名推理を見せた。

 前後編にわたる、本格派ミステリーの幕開けとなった今回のエピソード。緊張感あふれる展開だったが、一部視聴者の間では『私が殺しました』の略称“わたころ”が気になったという人が続出。「確かにこのドラマを略すとしたら“わたころ”だろうけど……」「サスペンスっぽいドラマのタイトルなのに、略称がキュート過ぎるでしょ」「急にアホっぽいドラマになったな」「ムードを一瞬でぶっ壊す“わたころ”の破壊力!」「“わたころ”めちゃくちゃ面白そうだな」「人気出そう」といった反響が起こった。

 “わたころ”と略すと、とても殺人が起きるドラマとは思えなくなるのが不思議だ。