7月24日に公開されて以来、各所で大きな話題を呼んでいる『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』。本作のストーリーは、「特別な島へご招待」と書かれた招待状を手にしたちいかわたちが、とある島へ向かうところから始まる。
原作を知らず映画だけ観た人は、基本的にはみんな仲良く調和のとれた世界観の中で「モモンガ」というキャラクターを異質に思ったかもしれない。
モモンガは積極的に場を掻き回すトラブルメーカーであり、みんなが協力している場面でも自分の欲望を優先しがちだ。人によっては、見た目が愛くるしいからこそ、嫌な面が目立って感じてしまうかもしれない。
ちいかわたちは、それぞれ個性はありながらも、基本的に攻撃的なものはおらず寄り添って生きている。そんな彼らは、周りにはお構いなしでわがまま放題のモモンガのことをどう思っているのか。今回は、モモンガと周囲との関係を改めてまとめたい。
※本記事には作品の内容を含みます
■基本的には受け入れられてる?
まず、かわいこぶることに命をかけているモモンガが、他のキャラクターと違う性格なのには理由がある。原作では、モモンガは元から「ちいさくてかわいい」存在だったのではなく、「なんかでかくて強いやつ(通称・でかつよ)」の身体と中身が入れ替わっていることが示唆されているのだ。
モモンガがちいかわたちのような身体を手に入れたかった理由は「かわいくなりたかったから」。元から小さくてかわいい「ちいかわ」たちは、周りから特段かわいく見られることを意識していない。しかしモモンガは「かわいいと思われること」自体を目的としているため、普段からちいかわたちの表情や動きをよく観察してマネしている。
そんなモモンガに唯一、明確な嫌悪感を示す存在がいる。それは意外にも、気が弱いちいかわである。映画の中でも、モモンガのわがままぶりに眉をひそめるシーンがいくつもあった。
原作漫画の中では泣かされたり、食べ物をとられたり、頭からかじられ食べられかけたことすらある。これにはちいかわもさすがにびっくりだろう。また、「でかつよ」時代はこのようにいとも簡単にちいかわのような存在を食べていたであろうことも読み取れる。
ハチワレから「仲良くなったの?」と聞かれた際には首を横に振っており、優しいちいかわでもモモンガには明確な拒絶があるのだ。
そのハチワレは、モモンガの横暴をそもそもあまり気にしていないようだ。ハチワレは基本的にはみんなに平等に接するタイプで、モモンガにも普通に話しかける。それと同時に、モモンガのわがままは意外とスルーしている。さっぱりしたいい関係といえるかもしれない。
では、ちいかわ・ハチワレと行動を共にするうさぎとの関係はどうか。ひとりじめするつもりだった「無限白米湧きドコロ」を勝手に共有されたり、お得意の「イーヤーヤダヤダ」を「ウーラーヤハヤハ」とマネされたりと、モモンガはうさぎ相手には結構振り回されているように見える。
またうさぎのほうは、モモンガがちいかわにわがままを言った時はさりげなくお仕置きのようなことをするなど、行きすぎた行動には目を光らせている節もある。


