平成時代には、心霊写真や実体験の再現ドラマ系などのホラーバラエティ番組が多く放送されていた。特に夏休み期間には恐怖系の特番も多く、暑くなると、ふとあの頃のゴールデンタイムを懐かしく思い出す人も少なくないだろう。
最近は架空の物語や人物を、実際のドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する「モキュメンタリー」のホラーが流行っているが、配信や動画が多く、テレビの恐怖番組は激減している。
まだ子どもだった当時は、テレビで放送されていたホラー番組が怖くて怖くてしかたがなかった。恐ろしいのに見たいという相反する感情が膨れ上がり、震えながらもテレビにかじりついたものだ。もちろん翌日の学校では、「昨日の○○見た!?」と話題は持ちきりだった。
そこで今回は当時の平成キッズが今も忘れられない、懐かしの恐怖番組を振り返りたい。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■出演メンバーが超豪華だった思い出の番組
まずは2001年から2003年にTBS系で放送されていた『USO!?ジャパン』。心霊現象や都市伝説、さらにホラーではないトンデモ系の題材も扱い、スクープや不思議なスポットをランキング形式で紹介する番組だ。
スタジオでは「USO!?研究所」として、国分太一さん、タッキー&翼、嵐、錦戸亮さん、横山裕さん、村上信五さん、渋谷すばるさん、山下智久さん、生田斗真さん、風間俊介さんといったメンバーが登場するという豪華さ。
当時駆け出しだった嵐がメインで出演していたこともあって、筆者は毎週欠かさず見ていた番組である。特にホラーやオカルト系の題材を調査する回は手に汗握ったものだ。
中でも霊感が強いといわれる相葉雅紀さんが、心霊スポットのロケ中に失神してしまった時は大きな衝撃を受けた。当時の出来事について、2022年に相葉さんが『行列のできる相談所』(日本テレビ系)にゲスト出演した際に詳しく語っている。
このほか、CDやカセットテープに入った謎の声を紹介する「最強怪奇音」や、視聴者から送られた心霊写真を鑑定する「最恐心霊写真館」など、さまざまなコーナーがあった。
そして番組の最後のお決まりは「国分所長のスクープNo.1」という、視聴者から送られたまったく怖くない面白いネタ写真の紹介で終わるのだが、それが絶妙に怖さを和らげてくれた。
とはいえ、番組最後の「USO!?ジャパンはすべて噂をもとに構成されています。すべての情報がホントかウソかは不明です。なにしろ噂ですから…」というテロップと、それに合わせて流れる悲鳴の効果音は怖かったのだが……。
続いては、1999年夏に放送開始され、現在も特番で放送されているフジテレビ系の『ほんとにあった怖い話』。一時期は、毎週レギュラー放送もされていた。
稲垣吾郎さんとスタジオの小学生が、視聴者から寄せられた怖い話の再現ドラマを見て、登場した幽霊を分析するという内容。ドラマ内の幽霊のクオリティも高く、視聴者の不意をつくジャンプスケア的な恐怖演出はかなり怖かった。
ドラマの後には怖い気持ちを吹き飛ばす、番組オリジナルのおまじない「イワコデジマ イワコデジマ ほん怖 五字切り!」があったのも懐かしい。当時は本当に効果があるものだと信じていたが、ある日、逆から読むと「マジで怖い」と言っているだけだと気づいた時の脱力感は今も忘れられない……。
また、CM前のアイキャッチで入るゲキメーションがやたらと不気味で、時には本編よりも怖かったことも思い出深い。


