
コミックスはシリーズ累計発行部数7000万部を突破し、2024年に公開されたアニメ映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が、興収110億円を突破するなど、2020年の連載終了後も今なお人気を集める古舘春一氏のバレーボール漫画『ハイキュー!!』。
4月26日と27日の2日間に渡って千葉県・幕張メッセで開催されたイベント「ニコニコ超会議2025(以下、ニコ超)」では「超コスプレ」と題した企画で多くのコスプレイヤーが会場を賑わせたが、同イベントでも『ハイキュー!!』のコスプレに身を包む参加者が目立っていた。
そんな中、同作から「谷地仁花」と「清水潔子」というマネージャーキャラに扮し、コンビで参加していたのは、ぬくめた白湯さんと雛月あやさん。2人にインタビューを敢行し、コスプレのポイントや体づくりの秘訣などを聞いてみた。
ーーこのコスプレをした理由を教えてください。
白湯さん アニメ『ハイキュー!!』が10周年ということもあって見ていたら「コスプレしたい」と思ったんです。そんなときに、ちょうど友だちのひなあやちゃんから声をかけてもらって! 私も「やろうよ」って返して、こうやって“併せ”をするまでに至りました。
雛月さん ちなみに、このキャラで『ハイキュー!!』は2キャラ目になります。
ーーコスプレのポイントはどこですか?
白湯さん この衣装の情報が、原作には扉絵1枚しかないんです。小道具を揃えたり、一番刺繍がちゃんとしているジャージを探したりなど、少ない情報量の中で自分たちができることを模索しました。
雛月さん ウィッグを作るのが世界で一番苦手なんですけど、潔子さんは大好きだから、愛をこめてひとつひとつこだわりを持って作りました。
ーーちなみに、体作りのためにしていたことはありますか?
白湯さん 自分の骨格的にむくむと一番良くないので、ストレッチで血流を良くしています。今は好きなものを好きなだけ食べて、お酒も大好きなんで飲みたいだけ飲んでるんですけど、年を取るとともに通用しなくなってくるので(笑)。運動するのがめちゃくちゃ嫌いなんで、ちょっとずつできることから始めようかなと思っています。
雛月さん 週3でパーソナルトレーニングに行ってます。結構ガンガン食べるんですけど、とにかく筋肉をつけることを意識していますね。お腹を出すキャラのために腹筋を重点的に鍛えたり、お尻を大きくするためのトレーニングなど、キャラによって内容を変えたりしています。どんなキャラでもできるように体づくり中です!
ーーかなり努力されているんですね。ちなみに、コスプレを始めたきっかけは何ですか?
白湯さん 4年ぐらい前に、友だちに誘われて普通のメイド服を着たらすごく褒めてもらったんです。そのときにちょうどアニメ『その着せ替え人形は恋をする』を見ていたこともあり、影響されて始めました。「気軽な気持ちで始めてもいい世界なんだ」と作品を見て思って、徐々に本気になり始めましたね。
雛月さん 小学生の頃からアニメが大好きだったんですけど、あるとき、とあるコスプレイヤーさんをSNSで見かけて「自分もこうなりたい」と思ったんです。初めてコスプレしたのは『Re:ゼロから始める異世界生活』のレムで、そこから勇気を出してこの世界に踏み込んでいきました。
ーーコスプレ歴はどれくらいですか?
白湯さん 4年ぐらいです。最初はキャラコスから入ったんですけど、そのあとすぐにグラビアも面白いなって気づいたので、どちらかというとフェチ系グラビアのほうが歴が長いです。女性が見ても美しいって思える身体のラインや曲線美をかなり意識しています。直接的な表現をしなくても「きれい」と言ってもらえるような、そういう本を作ることを同人即売会では目標にしています。
雛月さん 家でのコスプレ歴は長いんですけど、こうやってイベントに出始めたのは1年ぐらい前です。周りからは「イベントに出たほうがいいよ」って言われていたんですけど、頑なに出なくてずっと宅コスをしていました。でも、外での活動をするようになって、友だちも増えたし、コスプレがもっと好きになりました。
ーー白湯さんがフェチ系を始めたきっかけはなんですか?
白湯さん コスプレを始めた後に知り合った方がフェチ系をやっていて、それがとてもかっこよかったことがきっかけです。露出することはみんなができることじゃないし、自信を持ってやれるのはすごいことだと思うんです。そこから興味を持ち始めました。
ーーとてもすてきなきっかけですね。そして、あやさんは現場でのコスプレを始めて1年ということですが、いつまで活動は続けていきたいですか?
雛月さん ゴールは特になくて、おばあちゃんになっても続けていきたいです。コスプレは年齢を問わずできることだから、ずっとやり続けたいなって思ってます。そのときもヒールを履いたキャラのコスプレをしてたいので、今は頑張って鍛えています。
ーーそのときまで活動を見届けます。最後に、ニコ超に参加した感想をお願いします。
白湯さん 1年前もコスプレで参加していたんですけど、前回よりも視野を広げられるようになって、みんなの熱量を実感しました。レイヤーやカメラマンさんだけでなく、エンターテインメントのコンテンツ自体を楽しんでる人がかなり集まってるなって思います。各ブースのクオリティもめちゃめちゃ上がってるし、来年もぜひ来たいです。
雛月さん 今までは一般参加のみで、コスプレでの参加は初めてでしたが、ブースもたくさん回ることができてすごく楽しいです。前回は4年前に来たんですけど、めちゃくちゃレベルアップしていて、感動しました!
■ぬくめた白湯さん公式X(旧Twitter)
https://x.com/nurumayu_k
■雛月あやさん公式X(旧Twitter)
https://x.com/hina_aya001
■ニコニコ超会議2025公式サイト
https://chokaigi.jp/2025/about