『クリィミーマミ』で松本孝弘のギターが!? 『名探偵コナン』だけじゃない!B'zが手掛けた「アニメ&ゲーム」の忘れられない名曲たちの画像
B'z『衝動』(VERMILLION RECORDS)ジャケットより (C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

 ギターの松本孝弘さんとボーカルの稲葉浩志さんによる、日本を代表するロックユニット「B'z」。2024年末に放送された『第75回NHK紅白歌合戦』にサプライズ初出場を果たし、連続テレビ小説『おむすび』の主題歌『イルミネーション』や、代表曲である『LOVE PHANTOM』『ultra soul』などを披露して視聴者を驚かせたことも記憶に新しい。

 令和になっても圧巻のパフォーマンスでファンを沸かせているB'zは、実はアニメやゲームに関する楽曲に携わっていることも少なくない。さまざまなかたちでB'zがかかわったアニメソングやゲームソングを振り返ってみよう。

■作品にぴったりな熱すぎる主題歌!

 まずはB'zが主題歌を担当したアニメ作品から。B'zのアニメ音楽として真っ先に思い浮かぶのは、やはり『名探偵コナン』関連の曲ではないだろうか。

 テレビアニメのオープニング主題歌になった『ギリギリchop』(1999年)、『衝動』(2006年)、『Don't Wanna Lie』(2011年)、『Q&A』(2013年)、『世界はあなたの色になる』(2016年)、『SLEEPLESS』(2022年)をはじめ、ボーカルの稲葉浩志さんのソロ曲『羽』(2016年)も採用されている。それに加えてエンディング曲まで含めると、相当数の曲を提供しているのが分かる。

 また『名探偵コナン』の劇場版主題歌もかなり手がけていて、『ONE』(世紀末の魔術師)、『Everlasting』(ベイカー街の亡霊)、『ゆるぎないものひとつ』(探偵たちの鎮魂歌)など、こちらも名曲ばかりだ。

 そしてB'zのアニメ音楽を語るうえで外せないのが、『地獄先生ぬ~べ~』(1996年版)のエンディングテーマ『ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~』だろう。実はこの曲こそがB'zとして手がけた初のアニメソングであり、力強いギターサウンドが印象的なパワフルな楽曲でファンを魅了した。

■人気ゲームにも楽曲を提供!

 ゲーム関連では、2002年に発売されたプレイステーション2用ソフト『ときめきメモリアル Girl's Side』(コナミ)のオープニング曲『SIGNAL』、エンディング曲『美しき世界』を担当。女子向けになった『ときメモ』の主題歌をB'zが手がけるということで大きな話題になった。

 どちらの曲も稲葉さんのボーカルが艷やかで、女性向け恋愛ゲームにマッチした名曲である。B'zが歌う『ときメモ』主題歌というインパクトは強烈で、いまだに語り草になっている。

 また、2012年にはカプコンが発売したアクションRPG『ドラゴンズドグマ』の主題歌『Into Free -Dangan-』も担当しており、こちらも印象的な楽曲。

 実は同曲は1998年に発表した『さまよえる蒼い弾丸』のアレンジバージョンで、『ドラゴンズドグマ』のために英詞を書き下ろし、新たにレコーディングされたものだった。

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