『仮面ライダーアギト』神木隆之介や『超力戦隊オーレンジャー』浅利陽介も! 実は子役時代に特撮作品に出演していた…意外な幼少期を過ごしていた男性芸能人の画像
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 若手俳優の登竜門とも言われている特撮作品たち。『仮面ライダーシリーズ』をはじめ、『スーパー戦隊シリーズ』や『ウルトラシリーズ』など、特撮作品は多くの名作を生み出している。実はそんな特撮作品に、今では有名俳優に成長した子役たちが出演していたのをご存じだろうか。幼いときから芸能界で経験を積んできた彼らの初々しい姿を見ることができるこれらの作品たちを、今回は厳選して紹介していこう。

■『仮面ライダーアギト』『爆竜戦隊アバレンジャー』神木隆之介

 2001年1月から放送された『仮面ライダーアギト』。『仮面ライダーシリーズ』の30周年を記念して制作された作品である本作には、当時7歳の神木隆之介が出演していた。

 神木は第5話「第3の戦士」で初登場する“謎の少年”を演じている。この少年は、人類を創造したとされる神で、自らの持つアギトの力で津上を仮面ライダーアギトへ覚醒させた張本人でもあるというとても重要な役だった。

 1995年にCM出演で子役デビューを果たした神木。1999年にテレビドラマ『グッドニュース』に出演し俳優業を開始しているのだが、『仮面ライダーアギト』に出演した2001年は、スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』の坊役で声優デビューも果たしており、まさに“飛ぶ鳥を落とす勢い”で活躍している最中の出演だったようだ。

 子役時代の神木は、中性的な顔立ちと高い演技力で当時から注目されていた。本作の出演時も、“正体が神”という幼い子どもには難しい役だったのだが、彼はさすがの演技力で視聴者の心に残るキャラクターを見事作り上げていた。

 さらに神木は2003年に放送された『スーパー戦隊シリーズ』の『爆竜戦隊アバレンジャー』にも出演しており、「爆竜トリケラトプス」が人間の子どもになった「ケラト少年」というキャラクターを演じている。“人間になってみたい”というトリケラの望みが叶ったというエピソードで、普段の相棒・三条幸人と行動をともにする姿に「かわいすぎる!」とファンは歓喜したようだ。

 子役時代から彼のオーラはすさまじく、儚げでミステリアスな雰囲気にドキリとした人も多いだろう。もちろん、現在の彼もすばらしい役者であることにかわりはないが、紹介した作品は子役当時のただ者ではない存在感を見ることができる貴重な作品となっている。

■『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』濱田岳

 1999年に公開された『ウルトラシリーズ』の劇場版『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』に出演していたのは、当時10歳の濱田岳だ。

 テレビドラマ『ウルトラマンガイア』の映画化作品である本作で、濱田は新星勉という主人公の1人を演じている。小学3年生の勉は「ウルトラマンガイア」の大ファンで、人と話すことが苦手な性格。彼が作中で手に入れる“どんな願いでも叶えてくれる”という赤い球が、物語においてとても重要なアイテムになっていた。

 1998年にテレビドラマ『ひとりぼっちの君に』で子役デビューしたばかりだった濱田。デビュー翌年に本作で主役に抜擢されたわけだが、まだ幼いながらに堂々とした演技が記憶に残っている人も多いだろう。

 余談だが、濱田と同じように劇場版『ウルトラシリーズ』に子役として出演していた俳優・濱田龍臣が7年という月日を経て2017年放送の『ウルトラマンジード』でウルトラマンに変身していることもあり、濱田もまた大人になって“ウルトラマンに変身してほしい”と願うファンの声も寄せられている。

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