9月10日は「弓道の日」西園寺羽京、石田雨竜、アシタカ、そして日暮かごめも…漫画やアニメに登場するカッコよすぎる弓使い9選!の画像
少年サンデーコミックス『犬夜叉』第4巻(小学館)

 9月10日はゴロ合わせから「弓道の日」に制定されている。見た目もしなやかで美しい「弓」は、多くの漫画やアニメでも主人公の使う武器として使われており、クールな後方支援キャラとして弓使いのキャラクターが登場する作品も少なくない。今回は、記念日にちなんで、戦い方がかっこいい弓使いキャラを紹介したい。

 まずは、『Dr.STONE』の西園寺羽京。元自衛官で潜水艦のソナーマンだった彼は、類稀なる弓の腕と超人的な聴力を持つ。作中では意図的に相手に当たらないように矢を放ったり、飛来した武器に対して矢をかすめて被害を減らすなど、器用さを見せた。

 そんな羽京も大活躍する『Dr.STONE』アニメ3期は、2023年春に放送予定だ。

 また、『ジャンプ』漫画の弓使いといえば、『BLEACH』の石田雨竜を思い浮かべる人も多いだろう。滅却師(クインシー)の生き残りである彼は、クールな頭脳派。戦闘では“弧雀”と呼ばれる特殊な形状の弓矢を形成し、使用していた。青白い光を放つ弓から矢を放つ姿はかなりカッコよく、多くのファンを魅了し続けている。

聖闘士星矢』の射手座の黄金聖闘士として登場するアイオロスも、弓の使い手だ。主人公・ペガサス星矢が青銅聖闘士として活躍するころにはアテナを守って既に故人となっており、射手座の黄金聖衣はのちに星矢に託されることとなる。
 なお、原作漫画ではシュラに討たれた際に繰り出した必殺技の名が明かされていなかったが、アニメではこの技に「アトミックサンダーボルト」という名がついていた。

 このほか『キングダム』には、弓を得意とする「中華十弓」が描かれている。常人の矢の2倍の飛距離を出せる姜燕や最年少の白麗など優秀な弓使いが何人も登場し、いくつもの戦局を大きく揺るがしている。

 またジブリ映画の『もののけ姫』のアシタカも、弓使いとしてあまりにも優秀。ヤックルに乗りながらすさまじい威力の弓を放つだけでなく、飛んでくる弓矢を素手でキャッチするシーンもあった。

■女性の弓使いには鹿目まどか、日暮かごめなど主役級キャラも!

 一方で、弓使いの女性キャラも少なくない。

 主人公格のキャラでは、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかが有名。弓の上の部分にはピンク色の花のつぼみがついており、矢を放つ際は花が咲き、炎を模した光が灯る。
 ただし、まどかが魔法少女に変身するのは物語の終盤も終盤。かなり貴重なシーンだといえるだろう。

 反対に、弓を扱うシーンが頻出するのが『犬夜叉』のヒロインの日暮かごめ。かごめは戦国時代、犬夜叉と共に冒険しながら弓を操っている。当初こそ弓の扱いに慣れず矢を外すこともあったが、彼女が放った矢は“破魔の矢”となって妖怪を滅することができる。
 また、霊山にある梓山の弓を手に入れてからは、障害物や盾となるものをすり抜け、標的を撃ち抜ける“消える矢”を放てるようになった。

進撃の巨人』のサシャ・ブラウスも、同作品において数少ない弓使いだ。
 食い意地が張っていて普段は明るいおバカキャラな印象の強いサシャだが、狩猟生活の中で育った彼女は同作9巻にて、巨人相手にひとりで勇敢に立ち回り、弓矢で巨人の目を射抜きながら少女を見事に逃がしてみせた。
「走らんかい!」と、普段は隠していた方言を全開にして必死に戦うサシャの男気には、誰もが惚れ直したことだろう。以降は遠くから拳銃を射抜くなど、弓使いとしての優秀さをみせている。

 なかなか日常生活では馴染みのない弓使いのキャラたち。基本的に彼らの技は光を放つことや浄化をすることはあっても、弓矢という武器の性能上、異常にファンタジーな能力は持たないことが多い。しかし真っ直ぐに前を見据える彼らの矢を放つ際の横顔は、どれもカッコよすぎる!