「たまごっち」に「シルバニアファミリー」今はどうなってる? 驚異の進化を遂げた「懐かしロングセラーおもちゃ」の画像
Z世代に再び人気を集めている「たまごっち」(C)BANDAI

 小さいころ、朝から晩まで楽しんだおもちゃが現在も発売されているのかどうか、ふと気になることはないだろうか。

 一般的な流行はすぐに終わってしまうものだが、当時大ヒットした商品は今も、当時とはイメージを大きく変えながらも、現代向けに進化し多くの子どもたちに愛されているものだ。

 今回は、驚異の進化を遂げた懐かしのおもちゃを紹介したい。

■赤外線通信からWi-Fi対応まで進化を遂げた『たまごっち』

 まずは1996年に発売され大きな社会現象を巻き起こした、バンダイ発売の『たまごっち』。

 当時発売された『たまごっち』は、卵型で手のひらサイズの本体にボールチェーンがついた育成ゲーム。深夜から玩具店に並ぶ列が形成され、それでも入手困難者が続出するほどの爆発的な人気を誇っていた。

 丁寧にお世話してお気に入りのキャラに進化したときの喜びや、友人たちと見せ合いをしたこと、食事や排泄の世話に片時も目が離せずに苦労したことなど、当時の思い出は色濃く残っている。

 初代以降、『てんしっちのたまごっち』や『オスっち・メスっち』、『森で発見!!&海で発見!!』、さらには赤外線通信のできるものなど、多くのモデルチェンジを繰り返してきたが、現在は最新型として2023年に『Tamagotchi Uni』が発売されている。

 腕時計型となった『Uni』の目玉はWi-Fi通信機能が搭載されている点だ。この機能により、世界中のユーザーが育てたたまごっちと競ったり、協力したりするイベントが体感できる。

 あの『たまごっち』が、いつの間にかこれほどまでにワールドワイドな遊び方までできるようになっていたことに驚いた人も多いのでは? また『Tamagotchi nano』という小さなサイズの『たまごっち』シリーズでは、『鬼滅の刃』や『SPY×FAMILY』、『ONE PIECE』など多くの人気作品とのコラボも発売されている。

■時代とともにおしゃれも変化していった『リカちゃん』

 続いては、タカラトミーから発売されている1967年誕生の『リカちゃん人形』。当時、日本の住宅に見合った大きさのドールハウスと、それに合うサイズの独自の着せ替え人形として初代のリカちゃん人形が開発された。

 リカちゃんは何代にも渡って顔やスタイルがマイナーチェンジされているが、彼女のボーイフレンドも数多く代替わりしていることはご存知だろうか。

「リカちゃん」発売の翌年に初代ボーイフレンドとして登場したのが「わたるくん」。1972年に「ニューリカちゃん」として2代目リカちゃんが生まれた際には2代目ボーイフレンドの「マサトくん」が誕生した。その後、1982年に3代目ボーイフレンドの「イサムくん」、以降もボーイフレンドは4代目の「かけるくん」、5代目の「レンくん」、6代目の「はるとくん」と、ひそかに代替わりしている。

 リカちゃんは11歳。驚くべき“男性遍歴”だが、それぞれのボーイフレンド人形の顔立ちや当時の流行を意識した名前を見るだけでも、シリーズが常に時代に適応しているのがわかる。

 また、リカちゃんは初期には姉がおり、その人形も発売されていたりと、現代に至る過程で多くのキャラクターの増減がある。どのリカちゃんを知っているかで、あなたの年齢もバレてしまうかもしれない。

 そんなリカちゃんシリーズだが、最近ではライトを当てると髪色が変わるなど、おしゃれさも大幅アップ。流行をどんどん取り入れ多くのキャラクターやブランドとコラボしてきたリカちゃんは、これからも少女たちの憧れであり続けることだろう。

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